麻雀AIの推奨打牌を、まねするだけでは上達しにくい理由
麻雀AIの解析を見ると、「この打牌が一番良い」と候補が表示されます。非常に参考になりますが、AIの選択を毎回そのまま再現するのは簡単ではありません。局面ごとに条件が変わり、候補の差が小さいことも多いからです。私は天鳳で最高九段に到達しましたが、現在も麻雀AIを使って自分の判断を検証しています。その中で大切だと感じているのは、AIとの一致率を上げることではなく、「次の対局で大きな間違いを減らせる判断基準」を持つことです。■まず、明確なミスを見分ける受け入れを大きく狭めてしまう、必要な打点や点棒状況を考慮していない、危険度に対して見返りが小さい――こうした局面は、理由を整理すると次の対局にも応用できます。単に「何を切るか」だけでなく、「なぜその牌を残すのか」まで言葉にすることが大切です。■一長一短の選択は、無理に一つへ決めない麻雀には、速度を取るか打点を取るか、リーチするかダマにするかなど、どちらにも理がある局面があります。AI上では多少の差がついていても、選んだ方針に理由があり、失敗した場合も受け入れられるなら、必ずしも悪い選択とは限りません。損得の差と、実戦で扱いやすい判断は分けて考えます。■一度に直す課題を絞る一牌ごとの細かな指摘を大量に並べても、次の対局で全部を意識することは困難です。そこで私の牌譜検討では、一つの牌譜から優先度の高い改善点を三つに整理します。似た局面に共通する癖を見つけ、「まず何から直すか」を明確にするためです。たとえば、・序盤に良い受け入れを早く手放していないか・点棒状況に合ったリーチ判断ができているか・打点を作る手順と速度のバランスが取れているかといっ
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