私は、52歳から未来を楽しみにした。 ― ゴールではなく、次の通過地点へ。―
私は、40歳までに10店舗を持つ。そう決めていました。そして、実際に10店舗まで増やしました。夢を叶えた。そう言えば、聞こえはいいかもしれません。でも、私にとっては少し違いました。あの頃の私は、夢を追いかけていたというより、背負ったものを守るために走っていた。そんな感覚の方が近かったと思います。父から会社を引き継いだ時、会社は債務超過でした。約2,000万円のマイナス。毎年、1,000万円を超える赤字も出ていました。父が創業した肉屋も、スーパーが増え、そのままでは成り立たなくなっていました。私は、会社を立て直すために、40歳までに10店舗という目標を決めました。そして、実行しました。40歳までに、10店舗。目標は、達成しました。でも、そこは、ゴールではありませんでした。人生の一つの通過地点でした。その後、私は一年ほど、最低限の仕事だけをして、海外へもたくさん行きました。会社から少し離れたことで、見えたものもありました。自分がいなくても回るように、仕組みを作ったつもりでした。でも、司令塔がいなくなれば、少しずつ、会社は変わっていきました。売上も、評判も、士気も落ちていきました。私は、ずいぶん考えました。自分のやり方が、間違っていたのだろうか。その後、私は、いろいろなものを失いました。会社も、店も、一度は手放しました。そして、もう一度、自分の人生を作り直しました。今、私は52歳です。不思議なことに、今の私は、40歳の頃より、未来を楽しみにしています。「今、一番楽しみなものは何ですか?」そう聞かれたら、私は、来年の自分。そう答えます。今年、私は、たくさんの種を蒔きました。コンサルティ
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