風の通り道を創る仕事
こんにちは!城間勝行です。ふと部屋の窓を開けると心地よい風がカーテンを揺らしながら通り抜けていきました。私たちは日常生活の中で無意識のうちに見えない空気の流れを感じ取りながら暮らしています。室内の空気がよどんでいるときには窓を開けて新鮮な外気を取り入れ心地よい空間を作り出そうとするものです。システム開発の現場においてもこの空気の流れに似た現象が起きています。どれほど優れた技術や最新のフレームワークを導入していてもプロジェクトの規模が大きくなるにつれてどこか息苦しさを感じたり情報が滞ってしまったりすることがあります。長年エンジニアとして多くの現場に関わってきた中で仕組みが複雑化すればするほどその内部に風の通り道を確保することの重要性を強く痛感してきました。かつて数千人が利用する大規模な業務基幹システムの開発に携わっていたときのことです。完璧に設計されたはずの巨大なシステムであっても現場で実際に使う人たちの声が十分に届かなければどこか硬直した使いにくいものになってしまいました。立派な建造物であっても換気ができなければ空気が淀んでしまうのと同じようにどれほど高度な技術であってもそこに携わる人たちの思考や対話がスムーズに循環していなければ本当の意味で生きたシステムにはならないのです。独立してからはスタートアップ企業を中心に少人数のチームでスピード感を重視した開発を多く経験してきました。要件がまだ固まりきっていない混沌とした状況であってもまずは小さな形にして動かしそこから得られたフィードバックをもとに柔軟に軌道修正を繰り返していく。そのプロセスはまさに淀んだ空気を押し出して新しい風を呼び
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