メロンパンが食べたかった
先日、どうしてもメロンパンが食べたくなりました。私はマーガリンが苦手で、入っているものを食べると、数分後に吐き気がして気持ち悪くなることがあります。だから、原材料がよく分からないパンは避ければいい。そんなことは、自分でもよく分かっています。それなのに、その日はメロンパンが食べたかった。「あとで気持ち悪くなるかもしれない」そう思いながらも、食べたい気持ちの方が勝ってしまいました。そして案の定、食べたあとに気持ち悪くなって、「ほらね……」となったわけです。でも、そのときふと思いました。恋も、これと少し似ているのかもしれないな、と。「その人はやめた方がいいよ」「また傷つくよ」「もっと大切にしてくれる人がいるよ」そんなことは、周りから言われなくても、本人がいちばん分かっていたりします。このままでは苦しくなるかもしれない。期待すれば、また傷つくかもしれない。それでも、気持ちは簡単には止まってくれない。人は、正しい答えを知ったからといって、その通りに心まで動かせるわけではないんですよね。だから、「分かっているのに諦められない」そんな自分を、あまり責めなくてもいいのかもしれません。人を好きになると頭で考えた正しさだけではどうにもならないことがあるのだから。メロンパン、美味しかった。
0