忘れられない家庭科の先生
新しいことを始める時。私はいつも、
少し身構えてしまいます。「また失敗するかもしれない。」そんな声が、
心のどこかから聞こえてくるのです。不思議なんです。みんなが何事もなく
スムーズにできるようなことほど、なぜか私だけ、エラーになったり、
思うように進まなかったりする。「やっぱり私はダメなんだ。」そう思い込んでいました。でも、その原因をたどってみると、一つの出来事が浮かんできました...小学生の頃、
家庭科の授業で失敗した時のことです。先生は私を見て、「はい、みなさん注目。
この人みたいな間違いをしないように気をつけてね。」と、悪い例のお手本にされました。教室中の視線が、
一斉に私へ向きました。あの時の恥ずかしさは、
今でも覚えています。失敗したことよりも、失敗した自分を、
みんなの前で晒し者にされたこと。小学生の私は深く傷つきました。それ以来、「失敗=恥ずかしいこと。」そんな思い込みが、
心のどこかに住み着いてしまったのかもしれません。だから今でも、少しでもうまくいかないと、「ほらね。」と、昔の私が顔を出します。でも最近、
少し考え方が変わってきました。途中でつまずいても、困ったら調べてもいい。誰かに聞いてもいい。時間がかかってもいい。大切なのは、
失敗しないことではなく、最後まで諦めずに進むこと。それでもあの日の傷は鮮明に覚えています。当時の先生のフルネームは忘れないでしょう…相当悔しかったみたいです。笑
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