人間関係が苦しいのは、本当に相手のせい?
職場や友人関係で、すべての人とうまく付き合える人はいません。苦手な人がいても、できるだけ穏やかに過ごせるよう工夫している方がほとんどでしょう。でも、中にはどうしても避けられない相手がいます。「あの人を見るだけでイライラする」「なぜあんな言い方をするの?」そんな相手がいると、毎日が苦しくなってしまいます。60代男性・Mさんもモヤモヤする人間関係を抱えていました。Mさんは、こんな悩みを話してくださいました。「上から目線の上司がいるんです。誰からも嫌われているんですが、人を差別する姿を見ると腹が立って仕方ないんです。」そして続けて、「まあ、その人もその人なりに一生懸命なんでしょうけどね。」と、相手を客観的に見ようとしていました。そこで私は質問しました。「『相手は自分を映す鏡』と言われますが、Mさんご自身にも、誰かを見下してしまう気持ちはありませんか?」するとMさんは、迷うことなく答えました。「あります。自分より下の部署の人を見下しています。ほとんど話もしません。」その感情をたどっていくと、5歳頃の記憶にたどり着きました。地元では老舗の家の子どもとして育ち、「特別な存在」と周囲から見られていたこと。さらに30代でお寺の修行を経験し、「人より高いレベルにいる」という意識が、知らず知らずのうちに優越感へと変わっていたのです。そしてさらに前世を読み解くと、約1200年前のヨーロッパで将軍として生きていました。戦場では部下の命を当然のように扱い、自分の立場や美しい妻を持つことに優越感を抱いていた人生でした。もちろん、前世だけが原因というわけではありません。しかし今世の経験と前世の傾向が重なるこ
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