野島版『アルジャーノンに花束を』を見て考えたこと
みなさん、こんにちは!心理カウンセラーのルーム718です🌕✨昨日は私事ですが、検査入院をしておりまして(もう退院してます😊)、暇つぶしに(失礼☺️)2015年に放送された、野島伸司さん脚本の『アルジャーノンに花束を』を見返していました。原作とはまた違った視点で描かれており、人間の光と影をえぐるような野島ワールド炸裂で、何度見ても考えさせられる作品です。──────────────────「賢くなれば、もっと愛される」知的障害をもつ主人公は母親との苦い過去の思い出から、「賢くなればもっと愛される」と信じて知性を渇望します。しかし、新薬の人体実験を経て、類まれな頭脳を手に入れたことにより、人の言葉や心の裏を読みすぎるようになり、どんどん疑心暗鬼に陥っていきます。賢くなれば認めてもらえる、もっと愛される、と信じていたのに、賢くなるほどなぜか人との距離は遠ざかってしまう。そして彼は、それまで向けられていた優しささえ、「本当は見下され、笑われていただけだったのではないか」と解釈するようになります。さらには、皆が愛してやまなかった笑顔すら、周囲に受け入れてもらうための防御反応だったのではないかと感じ、次第に暗く心を閉ざしていきます。──────────────────人は白か黒かでは語れないしかし物語の後半で彼は、人とは、善か悪か、敵か味方か、愛しているか愛していないか……そんな単純な二元論では語れない存在なのだという、人間のアンビバレントな本質に触れるような気づきを得ます。不安が強いときほど、人は世界を白か黒かで見ようとする。心の成熟とは、「この人には優しい面も冷たい面もある」「傷つけら
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