人生最大の伏線回収
人生とは実に面白い。時々、何十年も前に張られた伏線を、忘れた頃に回収してくる。私にとって、それは姑だった。当時の私は、姑が苦手だった。何かにつけて細かい。些細なことを指摘する。私の言動を観察しているような視線を感じる。そして時々、その内容が夫に伝わっている。「なんでそんなことをわざわざ言うんだろう」「私のことが相当嫌いなんだな」そんな風に思っていた。離婚して何年も経った今。思いもよらない場所で、私は姑の気持ちに出会った。年下の男性に恋をしたのである❤️年齢も離れていたし、
彼には彼の人生がある。ご迷惑にならないように、
当たり障りのないアプローチだけ残して身を引いた。彼にはいつまでも幸せであってほしい。いつまでも笑っていてほしい。自分らしくいてほしい。だけど同時に、誰かに取られたくない。自分のことを特別だと思っていてほしい。もっと私を見てほしい。そんな気持ちも、心のどこかに存在していた。恋とは、きっとそういうものなのだろう。その時、ふと思った。もしかして姑も、こんな気持ちだったのだろうかと。長い年月をかけて育てた息子。自分を頼り、自分を信頼し、自分を必要としてくれた存在。その息子が成長し、愛する女性を連れてくる。頭では祝福したい。幸せになってほしい。でも感情はそんなに単純ではない。寂しさもある。嫉妬もある。置いていかれるような感覚もある。そして無意識のうちに粗探しが始まる。「あの子はこういうところがある」「ああいうところが気になる」息子に報告することで、相対的に自分の価値をあげて「やっぱり母さんが一番だね」と味方になってもらいたい。そして、「私はまだ特別な存在なんだ」と確認した
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