おまじないグッズの行方
私はあまり物を失くすタイプではありません。捨てない限り、いつまででも手元に残っています。でもなぜか不思議なことに、”おまじないグッズ”と”手鏡”――この二つだけは何度も行方不明になりました。どこで失くしたのかもわからないんですよね…探しても出てこない…昔から、物が壊れたり失くなったりするときは「身代わりになってくれた」という考えがあります。持ち主の代わりに、災いを引き受けてくれたという考えですね。おまじないグッズは願いや想いを込めるものですから、持ち主の念が宿りやすいものです。鏡はいつも自分を映し出す道具ですから、自分の念がうつりやすいものでもあると思います。もともと鏡は”魔よけ”として使われていたようで、悪いものを跳ね返す力があると考えられてきました。そう思うと、手鏡がよく消えるのもなんとなく分かる気がします。きっと、”魔”を”よけて”くれて、役目を終えた鏡はそっと姿を消したのかもしれません。なくなってしまうと悲しい気持ちもありますが、心の中で「ありがとう」とつぶやくようにしています。
0