【繊細さん】繊細さんは、沈黙が怖いのではなく「空気」が怖い
「沈黙が苦手なんです」そう話す繊細さんは少なくありません。でも、本当に怖いのは沈黙そのものなのでしょうか。私はそうではないような気がしています。きっと怖いのは、その場に流れる「空気」です。「気まずいと思われていないかな」「退屈させていないかな」「何か話さなきゃ」「怒らせてしまったかな」そんな考えが頭の中をぐるぐる回り、静かな時間がどんどん苦しくなっていくのです。私も、かつては沈黙が怖かった時期がありました。誰かと二人きりになって会話が止まると、胸がざわざわして落ち着きませんでした。その静けさを埋めるように、マシンガンのように話し続けていました。今日あった出来事、好きな食べ物、テレビの話、猫の話、思いついたことをとにかく口に出す。今思えば、相手からすると少し迷惑だったかもしれません。もちろん相手は嫌な顔をしていたわけではありません。それでも私は、「静かになったら終わりだ」というような感覚をどこかで抱えていたのです。沈黙になると、自分が拒絶されたような気持ちになる。そんな思い込みがあったのかもしれません。一方で、私の友人にはまったく逆のタイプがいました。その人は沈黙になると、何も話せなくなってしまう人でした。何を言えばいいのかわからない。変なことを言って嫌われたらどうしよう。そう考えてしまい、ますます口を閉ざしてしまうのです。その場の空気が重くなるほど、さらに言葉は出なくなる。結局、その友人は人と関わること自体が怖くなり、少しずつ人との接触から離れていってしまいました。「一人でいるほうが楽なんだよね」そう笑って話していましたが、その言葉の奥には、人付き合いに疲れ切った心が隠れていた
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