自己破産は人生のリメイクだった
私は、経営者の自己破産は、とてもネガティブなものだと思っていました。世間体もあります。新聞にも載ります。取引先や知人に知られることもあります。だからこそ、多くの経営者は決断を先延ばしにします。私もその一人でした。自己破産する前は、自分の生活はどうなるのか。家族はどうなるのか。毎日不安でした。それでも私は破産を決断し、その中で最善を尽くしました。当時の私は、できるだけ多くのお金を残して破産手続きをすることが、迷惑をかけた金融機関に対する最後の誠意だと思い込んでいました。しかし実際に経験してみると、それだけが正解ではありませんでした。その話は長くなるので、また別の機会にしたいと思います。私が伝えたいのは、自己破産したからといって、人生が終わるわけではないということです。私にとって必要なものは、店舗、自宅、土地建物、設備、そして車でした。私は国の制度を理解し、活用し、それらを残す道を選びました。結果として、借金だけが無くなりました。営業を続けていると、儲かっているように見えるかもしれません。しかし実際には、毎年延命している会社も数多く存在します。私の場合、金融機関からの借入だけではありませんでした。リース契約も多く、多い時は毎月60万円以上を支払っていました。6年間で計算すると、4,000万円を超える金額になります。経営者の多くは、借金が減らないことを理解しています。それでも廃業や破産を躊躇します。なぜなら、会社を畳むことより、世間体を失うことの方が怖いからです。しかし、一度破産を経験した私から言わせれば、もっと早く人生をリメイクする選択肢を考えても良いと思っています。私が破産した時
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