選ばなかった道を、気にしてしまう日
選ばなかった道を、気にしてしまう日があります。でも、その気持ちは後悔ではなく、今の自分を知るための感覚なのかもしれません。人は本当に納得したことよりも、答えを出しきれなかったことの方を覚えています。あのとき違う選択をしていたら。あのとき動いていたら。あのとき言葉を伝えていたら。そんな想像が、ふと頭をよぎることがあります。恋愛だけではありません。仕事もそう。人間関係もそう。子育てもそうです。あのとき別の道を選んでいたら、今は違っていたのだろうか。そんな問いが浮かぶことがあります。けれど実際には、選ばなかった道の未来は誰にもわかりません。だから私たちは、そこに理想の未来を重ねてしまうことがあります。もしあのとき違う選択をしていたら。もしあのとき勇気を出していたら。そんな風に思うこともあるでしょう。でも、その気持ちが教えてくれるものもあります。それは、今の自分が何を大切にしたいのか。何に迷い、何を望んでいるのか。選ばなかった道そのものではなく、そこに映る自分の気持ちです。だから、過去の選択を責めなくて大丈夫。気になっているのは、過去ではなく、今のあなたの心かもしれません。答えを探すためではなく、自分の本音に気づくために。そんな日があってもいい。必要なときに、またここを思い出してもらえたら。── 織葉
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