頭から離れないあの人の、本当の気持ち
アストランティアという花を、ご存知でしょうか。レース編みのような細かい苞葉が幾重にも重なり、その中心に小さな花が集まって咲く。見た目はどこか繊細で、古い刺繍を思わせるような雰囲気があります。ヨーロッパの山野に自生しているせいか、華やかさの中に静けさが宿っている。切り花にしても、ドライフラワーにしても、長くその姿を保ってくれる花です。このアストランティアには、ふたつの花言葉があります。「愛の乾き」と「星に願いを」。「愛の乾き」は、花が乾燥しやすくドライフラワーになりやすいことから生まれた言葉だそうです。水分が抜けても形が崩れない。その姿が、報われなくても消えない気持ちに重なったのかもしれない。もうひとつの「星に願いを」は、放射状に広がる苞葉の形が星に見えることから名付けられました。確かに、横から眺めると夜空の星がそのまま地上に降りてきたようで、思わず何か願いごとをしたくなります。誰かのことが、頭から離れない。そういう時期って、あるんですよね。返事が来なくても、久しく会っていなくても、心のどこかに居座ったまま消えてくれない人。「もう諦めよう」と思う日と「もしかしたら」と思う日が交互にやってきて、自分でも結論が出せないでいる。愛の乾きという言葉が、やけにリアルに聞こえる方もいるんじゃないかと思います。以前、こんな相談がありました。職場で知り合った方のことが、半年以上忘れられないという30代の女性でした。連絡は何度かとっていたけれど、相手の気持ちが読めない。好意があるのかどうかさえわからず、このまま待っていていいのか、動いてみるべきなのか、それとも縁がないと受け取るべきなのか。答えが出
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