なーにもしたくないとき。
今日は仕事がお休み。朝からなーんにもしたくない。布団を敷きっぱなしにして、ごろごろする。動画を見て、ごろごろする。漫画を見て、ごろごろする。ごろごろしすぎて、少しだけ罪悪感が出てくる。休みで、ただ休んでいるだけなのに。なんで罪悪感なんか出てくるんだろう。半日くらいだらだらして、さすがにちょっと飽きてくる。このままでいいのか、という気持ちも顔を出す。でも、やらなきゃと思っていること――たとえば庭の手入れや掃除――には、まったく手が伸びない。それは今日やらなくても、たぶん死なない。そう思って、いったんあきらめる。そんな中で、ふと浮かんだ。「あ、なめろう食べたい」その瞬間、体のどこかが少しだけ動いた気がした。なめろうをつまみにサワーを飲んだら、きっと最高だろうなぁ。そんな想像をしただけで、気分が少し明るくなる。イメージができたら、スイッチが入った。そのままスーパーまで車を走らせる。帰ってきて、すぐに料理に取りかかる。さっきまで動かなかったのが嘘みたいに、手が動く。好奇心に忠実なことは、こんなにも簡単にできるらしい。やる気というより、温度。義務ではなく、欲求。今日の私は、動けなかったわけじゃなくて、動く方向が違っていただけなのかもしれない。
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