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窓を開けて、言葉を放つ

5月も後半に入り、季節の変わり目特有の、少し重たい空気が肌にまとわりつく日が増えてきました。今日、デスクに向かって仕事をしているとき、なんとなく呼吸が浅くなっている自分に気がつきました。 体調が悪いわけではないけれど、頭の隅に小さなモヤモヤが居座っていて、思考の巡りがどこか滞っているような、そんな感覚です。 私たちは、日々の忙しさのなかで、無意識のうちにたくさんの感情や思考を溜め込んでしまいます。 東洋思想のベースにある「易(えき)」の智慧では、物事が停滞し、どんよりとした空気(陰の気)が満ちてきたときには、「風」の力を借りると良いとされています。 風は、滞ったものを動かし、新しい循環を生み出すエネルギーです。 心が重いと感じるときは、無理にポジティブな感情で満たそうとする必要はありません。 ただ、内側の風通しをよくしてあげるだけで十分です。 まずは、部屋の窓を大きく開けて、外の空気を部屋いっぱいに吸い込んでみる。 そしてもうひとつおすすめなのが、心の中にある本音を、ノートにそのまま書き殴ってみることです。綺麗にまとめる必要も、誰かに見せる必要もありません。 ただ、内側にある言葉を外の空間へ「放つ」だけで、それは心に新しい風を吹き込む作業になります。 出すことで、初めて新しいものが入る隙間(陽の気)が生まれます。 今週もお疲れ様でした。 この週末は、がんばって何かを満たそうとするのではなく、ただ心の中をそっと通り抜けていく風を感じるような、静かな時間を過ごせますように。
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