名刺に乗せるのは、正解よりも「体温」
SNSを開けば、どこかで見たような「正解の言葉」「沁みる言葉」が溢れています。 綺麗に整えられ、リメイクされた「いい話」でも、不思議と心に響かない。 むしろ、温度のなさに、少しだけ興醒め感すらあります。それはきっと、その言葉が誰かの借り物だからです。ビジネスにおいて言葉やデザインを整えることは不可欠です。 けれど、中身が空っぽのまま外側だけを装飾しても、受け取った人にはその「薄さ」が違和感として透けて見えてしまいます。私がコンセプト設計やデザインをお手伝いする時に、一番大切にしていること。 それは、「その人の体温が乗った言葉」を抽出することです。難しいビジネス用語を並べる必要はありません。 むしろ、不器用でもいい。 自分の足で立って、自分の想いをのせて出てきた言葉には、何にも代えがたい「重み」が宿ります。そしてもう一つ私がデザインで意識しているのが「余白」です。伝えたい想いが強いほど、情報を詰め込みたくなります。 でも、隙間なく埋め尽くされた名刺や投稿は、受け取る側の思考や時間を無意味に消費させてしまいます。本当に大切なことを届けるために、余分なものを削ぎ落とす。 冷たくなりすぎない、ギリギリの体温を残しながら、読み手が呼吸できる「間」を作る。デザインとは単に色や形を置くことではなく、 「本質を際立たせるための引き算」 だと思っています。あなたの内側から溢れる、あなただけの言葉。 それを、一番伝わる温度感で形にする。そんな「翻訳」を、これからも丁寧に見届けていきたい。この物語の始まり(第1話)はこちらhttps://coconala.com/blogs/1646126/7004
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