ソンディ博士が解明した「家族的無意識」
まず、精神分析の創始者であるフロイト博士は、人の悩みや苦しみには2種類あると考えました。
①自分が生きていく中で経験したショックな出来事がトラウマとなったもの。
②生まれる前から、先祖から遺伝として受け継いでいる無意識の中にあるもの。
フロイト博士は、この「先祖から引き継いだ部分」が強いと、個人カウンセリングだけでは解決が非常に難しいと認めました。
そのフロイト博士が解明できなかった領域に踏み込んだのが、ソンディ博士です。
彼は、私たちの心には「自分だけの経験」よりも深いところに、「家族全体の無意識」があると言いました。
それは…
【何を“選ぶ”かに影響する】
誰を好きになるか、どんな仕事を選ぶか、どんな病気になるか。
これらは自分の意思だと思いがちですが、実は『先祖が繰り返してきた行動パターン(欲求)』が、無意識にあなたに選ばせているというのです。
【遺伝する衝動】
性格だけでなく、「何かをせずにはいられない」という”衝動”そのものが遺伝し、人生を左右するということ。
【先験的苦悩】
この家系から受け継いだ無意識は、時に「自分を壊すような生き方」を”強制”します。
わかっているのにやめられない…
依存症(アルコール、ギャンブルなど)や、離婚の繰り返し、自死などの不幸なパターンが、なぜか一族の中で繰り返されることがあります。
これを「心的内傷(しんてきないしょう)」と呼びます。
上記の①で説明した「トラウマ」よりも根深く、本人の運命を大きくねじ曲げてしまうほどの力を持っています。私たちの悩みや依存、苦しい選択は、個人のせいだけではなく、『家系が代々抱えて
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