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恋の音~片想いにサヨナラ~

廉清生織のブログの部屋へようこそ胸の奥が少しだけ騒がしくなる季節もうすぐバレンタインデーですね皆さんの恋をそっと応援する祈りを込めて綴りますね甘さの奥にあるほんとうの輝きがどうかあなたに届きますように           __廉清生織トントントントントントンチョコを刻む音が静かなキッチンに 響いている包丁のリズムは揺れる心をなだめる呪文みたい刻んでいるのはチョコじゃない迷いだった言えなかった「好き」も報われなかった期待もトントントンと静かにほどいていく甘い香りの奥にあるほろ苦さはちゃんと恋をした証今年のバレンタインは誰かのためだけじゃなくあなたがあなたを選ぶ日片想いを卒業したいあなたも勇気を出したいあなたもその想いひとりで抱えなくて大丈夫ですあなたの恋が優しく実りますように
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どんな自分でいたいかが、まだわかってない

夕方の光が、教室の奥まで伸びている。凪の言葉が、まだ空気に残っている。「自分をちゃんと選びたい」その一言で、場の重さが、少しだけ変わった。悠真が、ゆっくり息を吐く。「……そっか」短い。その中に、いろんな感情が混ざっている。納得と。戸惑いと。少しの寂しさ。凪は、それをちゃんと見ている。目をそらさない。もう、逃げないから。蓮が、静かに口を開く。「それってさ」やわらかい声。「今は、どっちも選ばないってこと?」正直な気持ち。責めていない。ただ、確かめている。凪は、少しだけ考える。そして、「……うん」小さく、でもはっきり。「今のままじゃ、選べない」正直な言葉。悠真の指が、少しだけ動く。握る。でも、何も言わない。凪は、続ける。「どっちがいいかじゃなくて」少し間。「どんな自分でいたいかが、まだわかってない」それは逃げじゃない。ちゃんと向き合っているからこそ出た言葉。陽菜が、ふっと笑う。「それ、めっちゃ大事じゃん」軽い言い方。でも、一番核心を突いている。凪は、少しだけ安心したように息を吐く。悠真が、顔を上げる。「じゃあさ」少しだけ前に出る。「その時間、ちゃんと取ろう」凪の目が、揺れる。「無理に今決めなくていい」まっすぐな言葉。「でも」少しだけ間。「俺は、待つ」その一言。押しつけじゃない。凪の胸が、少しだけ熱くなる。そのとき、蓮が、少しだけ笑う。「俺も」短く。でも、はっきり、「急がせるつもりないよ」その言葉に、凪の中で、何かがほどける。比べられていない。選ばされていない。ただ、自分で選べる場所に立っている。陽菜が、腕を組む。少しだけ楽しそうに。「なんかさ」ゆっくり言う。「いい感じにめんどくさいね
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……わたし・・・自分のままでいたい。

教室の空気が、静かに止まる。夕方の光が、少しだけ長く差し込んでいる。凪は、二人を見ている。悠真。蓮。どちらからも、目をそらさない。逃げないと決めたから。でも、簡単じゃない。胸の奥で、二つの感情が揺れている。好き。安心。どっちも、本当。どっちも、嘘じゃない。凪は、小さく息を吸う。「……ごめん」その一言で、空気がわずかに揺れる。悠真の眉が、少し動く。蓮の視線が、静かに深くなる。凪は、続ける。「どっちかを選ぶって」少し間。「そういうことじゃない気がしてる」言葉にする。まだ曖昧な気持ち。でも、逃げてはいない言葉。悠真が、ゆっくり口を開く。「じゃあ、どういうこと?」責めていない。まっすぐな問い。凪は、少しだけ考える。そして、言葉を探す。「……わたし」小さく、でもはっきり。「自分のままでいたい」教室の空気が、少しだけ変わる。凪は、続ける。「悠真といるとき」少し間。「ちゃんとしなきゃって思ってた」「でも、それって」ゆっくりと「本当のわたしじゃなかった」その言葉に、悠真の表情が揺れる。凪は、蓮を見る。ほんの一瞬。「蓮くんといると」少しだけ、やわらかくなる声。「そのままでいられた」その事実。そこで終わらない。凪は、もう一度悠真を見る。「でも」少し強くなる声。「悠真のこと、ちゃんと好きだよ」教室の空気が、深くなる。嘘じゃない。どっちも、本当。その矛盾が、そのままそこにある。凪は、小さく息を吐く。「だから」少し間。「どっちかを選ぶ前に」ゆっくりと「自分をちゃんと選びたい」その言葉が、静かに落ちる。誰かのためじゃなくて。自分として、どういたいか。それを、決める。悠真は、しばらく黙る。考えている。それか
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さっきの「どうしようかな」が、まだ頭の中にある。

夜風が、少しだけ冷たい。四人の足音が、またゆっくりと動き出す。誰も、さっきの言葉を拾わない。聞こえていないわけじゃない。ちゃんと、胸のどこかに残っている。凪は、陽菜の隣を歩く。さっきの「どうしようかな」が、まだ頭の中にある。軽く言ったようで。軽くなかった。凪は、少しだけ迷ってから声をかける。「……陽菜」陽菜が、ちらっと横を見る。「なに?」いつもの調子。でも、少しだけやわらかい。凪は、少しだけ言葉を探す。「さっきのさ」間。「どうしようかなってやつ」陽菜が、ふっと笑う。「あー、あれ?」軽く流すように。でも、完全にはごまかさない。「なんとなく言っただけだよ」そう言って、少しだけ前を見る。でも、その目は、少し遠い。凪は、それ以上踏み込まない。今は、まだその距離。その代わりに。「そっか」それだけ返す。それで、十分だった。その少し後ろ。悠真と蓮が、また並んでいる。さっきより、自然な距離。悠真が、ぽつりと。「……難しいな」小さくつぶやく。蓮が、少しだけ笑う。「楽なほうが珍しいよ」その言い方、どこか達観している。悠真が、少しだけ空を見る。「でも、逃げたくない」短く、強い言葉。蓮も、うなずく。「うん」四人の歩幅が、少しずつ揃っていく。道が、分かれる場所。ここで、それぞれの帰り道になる。自然と、足が止まる。誰も、すぐには別れない。そのとき、陽菜が、ふっと笑う。「じゃあさ」軽く手を振る。「また明日」シンプルな言葉。そんな言葉にも、今の四人には、ちゃんと意味がある。凪が、うなずく。「……うん、また明日」悠真も、少しだけ笑う。「ちゃんと来いよ」陽菜が、すぐに返す。「そっちこそ」そのやりとりに、蓮が少し笑
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誰かに合わせて選ぶ恋ってさ、結局……続かないし

教室に、少し長い沈黙が落ちた。窓の外、オレンジ色の光がゆっくりと傾いていく。凪の言葉は、まだ空気の中に残っていた。「……自分を、選ぶ、か」悠真が、ぽつりと呟いた。その声は、少しだけ震えていた。「それってさ……」言いかけて、止まる。言葉を選ぼうとしているのが、わかる。蓮が、ゆっくりと息を吐いた。「いいと思う」迷いのない声だった。「誰かに合わせて選ぶ恋ってさ、結局……続かないし」少しだけ笑う。「俺、それ、前にやったことある」凪が、顔を上げる。蓮の言葉は、どこかやさしくて、でも逃げていなかった。「だからさ」蓮は続ける。「凪が“自分を選ぶ”って言ったの、ちゃんと意味あると思う」一歩だけ、前に出る。「でも、そのあとで選ばれるのが俺だったら……それは嬉しい」空気が、少しだけ揺れた。悠真が、顔を上げる。その目は、まっすぐだった。「……ずるいな、それ」苦笑いのような、でもどこか本音の声。「俺もさ」ゆっくり、言葉を探す。「凪に選ばれたい」一歩、踏み出す。「でも……」そこで、止まる。「“無理してる凪”に選ばれるのは、違うって思う」凪の目が、わずかに揺れた。「ちゃんと、自分で立ってる凪に」少しだけ息を吸う。「その上で、俺を見てほしい」教室の空気が、静かに張りつめる。陽菜が、ふっと笑った。「……あーあ」腕を組んで、少しだけ肩をすくめる。「なんか、みんな急にちゃんとしてるじゃん」その一言で、少しだけ空気がほどけた。「でもさ」陽菜が凪を見る。「いいじゃん、それ」やわらかい声。「恋って、“選ばれるゲーム”じゃないし」少しだけ、間を置いて。「“どう生きるか”の延長にあるだけでしょ?」凪の胸が、ゆっくりと揺れる
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それ、ちゃんと守ってくれればいい

教室に、静かな余韻が残る。誰も、すぐには動かない。夕方の光だけが、ゆっくりと色を変えていく。凪は、まだ立っている。まっすぐに。でも、その中で、ひとつだけ、確かに変わったものがある。“迷い方”が、変わった。逃げるための迷いじゃない。向き合うための迷い。悠真が、ふっと息を吐く。「……さ」少しだけ、声がやわらぐ。「今、決めなくていいって言ったけど」凪の目が、ゆっくり動く。悠真を見る。「逃げないって言ったの」少しだけ笑う。「それ、ちゃんと守ってくれればいい」凪の胸が、少しだけ温かくなる。強く縛らない言葉。ちゃんと信じている言葉。凪は、小さくうなずく。「……うん」そのとき、蓮が、一歩だけ前に出る。静かに。でも、はっきりとした足取り。「じゃあさ」やわらかい声。「その時間、ちゃんと一緒に過ごそうよ」凪の心が、少しだけ揺れる。「決めるための時間じゃなくて」少し間。「自分でいられる時間として」その言葉に、凪の呼吸が変わる。(……それ)すっと、胸に入ってくる。悠真も、少しだけ目を細める。反発しない。でも、簡単には譲らない空気。「それ、俺も一緒でいい?」短く真っ直ぐに。蓮が、少しだけ笑う。「もちろん」その一言で、また、空気が揺れる。競い合いじゃないけど、引かない関係。凪は、その二人を見ている。不思議だった。少し前まで、どちらかを選ばなきゃと思っていた。でも今は、“自分をどうするか”を考えている。その中に、二人がいる。そのとき、陽菜が、軽く手を叩く。「はい、ストップ」少しだけ笑いながら。三人が、そっちを見る。「これ以上やるとさ」肩をすくめる。「重すぎて青春じゃなくなるから」その言葉に、ふっと空気がほど
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