絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

1 件中 1 - 1 件表示
カバー画像

高倉健という生き方7

― 約束を、命として扱う人 ―高倉健さんは、約束をとても重く扱う人でした。軽く「はい」と言わない。できないことは、最初から引き受けない。一度引き受けたら、最後までやり抜く。その姿勢は、芸能界という流動的な世界では、むしろ珍しいものでした。⸻■ なぜ、そこまで約束を重くしたのか健さんにとって、約束とは契約ではありません。それは、「その人に、自分の人生の一部を預けること」でした。だから、・忙しくても・体調が悪くても・条件が変わっても簡単には破らない。約束を守れないくらいなら、最初から結ばない。それが、健さんの流儀でした。⸻■ 言葉を“消耗品”にしなかった人今の時代、言葉はすぐに消費されます。「また連絡するね」「今度行こうね」「考えておくよ」その多くは、実現しないまま消えていく。健さんは、そういう言葉を使わなかった。言葉は、行動とセットでしか出さない。だから、彼の「はい」は重かった。⸻■ 約束を守る人は、信頼を貯めている健さんの周りには、長く付き合う人が多くいました。それは偶然ではありません。約束を守るたびに、無言の信用が積み重なっていく。銀行の残高のように、目には見えないけれど、確かに増えていく。それが、彼の“人間としての資産”でした。⸻■ 令和を生きる私たちへの問い今日は、こんな問いを胸に置いてみます。「私は、自分の言葉に、ちゃんと責任を持っているだろうか。」約束を守ることは、相手のためであると同時に、自分の尊厳を守ることでもあります。健さんは、それを生涯、崩しませんでした。
0
1 件中 1 - 1