人生|気づいているのに、選べないままの気持ち
もう考えるのはやめようと思ったのに、ふとした瞬間に、また同じことを思い出してしまう。忙しいときや、楽しい時間の途中で、なぜか胸の奥が少しだけ重くなる。そんな感覚を、何度も繰り返していませんか。選べないのは、分かっていないからではありません。本当は、「どうしたいか」も「どこが引っかかっているか」も、うっすらとは感じている。でも、それをはっきり選択にしてしまうのが少し怖いのかもしれません。表から見ると、何も変わっていないように見える時間。でもその内側では、感情が揺れたり、立ち止まったりしながら、ちゃんと整理されようとしています。動けない時間は、止まっている時間ではなく、心が準備をしている途中の時間。そういう時期が、誰にでもあります。タロットを引いていると、カードを並べたあと、すぐに言葉が返ってこないことがあります。相談してくれた方が、少し時間を置いてから「今、考えています」と伝えてくれる瞬間。私は、その間を急かさないようにしています。そこには、その人が自分の中にあった気持ちを確かめている時間があると感じるからです。気づいているのに選べない状態は、思っている以上に心に負担がかかります。何度も同じところに戻ってしまう感覚。このままでいいのかという不安。自分だけ置いていかれているような気持ち。それを「まだ弱いから」「覚悟が足りないから」と責めなくていい。それは、ちゃんと大切にしたいものがあるからこそ簡単に決められない状態なのだと思います。答えをもらうためではなく気持ちの輪郭を確かめるために。私は、タロットをそのための灯りとして使っています。心を置き去りにしないための、そんな灯りだと思って
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