娘のナイトルーティンがくれる“安心”の時間
3歳の頃の娘は、寝室に行ってもなかなか寝つけず、夜が長く感じる日も多かった。でも今は、自分で決めた“ナイトルーティン”がある。まずスマホで「眠れる音楽」を流して、そっと枕の下へ。次に、パパに向かって「今日もお仕事がんばってくれてありがとう」と、ていねいに感謝を伝える。それから布団を整え、深呼吸をして、静かに目を閉じる。その一つひとつの所作が、娘にとっての“安心スイッチ”。私はその様子を横で見守りながら、胸の奥がほわっと温かくなる。一方で、幼い頃の私は父が怖くて、安心して「一緒に寝よう」と言える環境ではなかった。そんな昔の自分を思い出すと、ふと胸がきゅっとなる時もある。娘の安心して眠る姿を見て、少しだけ羨ましく思う気持ちもある。でも、気づいたんだ。こうして娘の“安心できる夜”をつくれていることが、あの頃の自分を少しずつ癒してくれていることに。今日も娘は、自分で整えたリズムの中で眠っていく。その横顔を眺める時間が、私にとっての小さなご褒美。「おやすみ」と囁くたびに、娘だけじゃなく、昔の自分にもそっと寄り添っているような気がする。
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