わたしの背中を押した言葉2
カオルです。仕事しない週末、久しぶりです。皆さまいかがお過ごしでしょうか。辛いとき、苦しいとき。出会った言葉に救われてここまでこれた。そんな言葉がいくつかあります。癌の治療がひとまず終わったあと、なんとか社会復帰できるくらいまでになれたのだけれど、高次脳機能障害が色濃く出てしまい、日常生活がままならない時期がありました。やろうとしていたことが次の瞬間わからなくなる。レジで○◯円です、と言われたその額が、1,000円より大きいのか小さいのかとっさに判断できない。出かけようとバッグを広げても、そこに何をいれていいのかわからない。髪が伸びて、通院も一段落して、周囲はもう、わたしのことを治った、と思っている。でもわたしひとり混乱する日々が続き、自信もなくなり、相談できる場所もなく、不安ばかりの毎日でした。誤解を恐れず言うと、わたしはいまも、「神様は超えられない試練は与えない」「明けない夜はない」という言葉があまり好きではありません。その渦中にいるときには、なかなか素直に受け入れられない言葉でした。大丈夫だよって、言わなきゃ。周りを安心させなきゃ。これ以上心配掛けられない。気持ちになんの余裕もなく、いっぱいいっぱいでした。そんなときに出会った言葉。のりこえられなければ、這って進めばいいんだよ上手になんてできなくていい。人と同じでなくていい。泥んこになってしまったとしても、わたしはわたしの進みかたで進めばいい。辛かったとき、お守りのような言葉でした。わたしが救われたように、誰かに届いたらいいな。比べるのは昨日の自分。あなたはあなたの進みかたでいい。休み休みでも、進めればそれでいい。がんばら
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