自律神経失調症を経験
自律神経失調症は、今ならご存知の方も多いのではないでしょうか。今から数十年前、自律神経失調症が、まだあまり知られていなかった頃、私は自律神経失調症になりました。異変に気づいたのは、風邪から発熱をして、平熱になってからです。私は発熱があると、体力がガタ落ちで、平熱になってもしばらくは、体がフワフワした状態が続くのが、お馴染みのパターンでした。それがこの時は、そのフワフワがなかなか消えず、それどころか段々強くなっていきました。そして、夜中に苦しくて起きるようになりました。寝ていても起きていても、ずっと船に揺られているような感覚が続いたのです。それでも、動けば良くなるのかも、と思い、家事はいつも通りにしました。でも、思い通りに体が動かず、いつもよりも何倍も時間がかかりました。あまりにも体が辛いので、何か悪い病気かも、と思い始めました。そして思い切って、総合病院へ行きました。初めは、胃の調子が悪いので、内科を受診しました。考えられることの検査をしてもらいましたが、異状は見つかりませんでした。胃の他に、時々めまいもしていたので、耳鼻咽喉科の受診を勧められました。耳鼻咽喉科でも、考えられる検査をしてもらったのですが、ここでも異常はありませんでした。めまいの原因を探るために、次は脳神経内科へ回されました。そこで初めて、MRI検査を受けました。でも、全く異常はありませんでした。年齢的に、更年期にはまだ早かったので、婦人科は違うな・・・と言われ、内科に戻されました。色々な検査結果を見た先生が、どこにも異常がないので、「気のせいじゃない?」と言われました。「寝ても覚めても体が辛いんです!」と私が訴
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