「ママ、花火きれいだったね」〜子どもたちが語るおなかの中の記憶〜
「せんせい、ママのおなかにいる時に、パパと一緒に、花火を見たんだよ。高いところから」お話をしてくれたのは、ある3歳の男の子。ニコニコとしながら、「おなかの中にいたときね、パパとママがベランダで花火を見てたんだよ」と。ママが妊娠中、マンションの14階のベランダから、パパと一緒に夏の花火大会を見たとのこと。「おなかの中で、音がドーンって響いてた。でも、パパの声が聞こえて、ママが笑ってたの。楽しかったよ」その子の目は、遠い記憶を懐かしむようにきらきらしていました。嘘では説明のつかない、温かい記憶。ママにそのことを伝えると、驚いていました。子どもたちは、ときどき大人が忘れてしまった大切な記憶を、思い出させてくれる存在なのかもしれません。👶子どもたちが語る「おなかの中の世界」保育士として長年、たくさんの子どもたちと関わってきました。その中で、何人もの子どもたちがこんなふうに話すのを聞いてきました。「おなかの中でね、ママが泣いてたの知ってるよ」「車の音がしてた。パパ、ぶつけたでしょ」「雲の上から見てたよ。ママ、頑張ってたの」一見、空想のように聞こえるけれどその内容は、なぜか本当にあった出来事と一致していることが多いのです。不思議だけど、どの子も目をそらさずに、まっすぐに話してくれます。まるで“魂の記憶”を取り出すように。✨「なぜママを選んだの?」と聞くと…私はよく、子どもたちにこんな質問をしていました。「どうしてママのところに来たの?」と。すると、こんな答えが返ってきます。「ママが泣いてて、ボクが来たら笑ってくれると思ったの」「ママとパパが仲良しだったから」「神様に『行ってきます』って言っ
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