提案が通らないのは、内容じゃなく“順番”かもしれない。
◆ 話が伝わっていない…?
「よし、今日は勝てる」
Kさんは、製薬系クライアントとの2回目の商談に臨んでいた。
前回の打ち合わせをもとに、チームで資料を練り直した。
競合比較、導入メリット、料金プラン…
自社の強みをこれでもかと盛り込んだ、完璧な中身だった。
だが・・・先方の決裁者は、プレゼンの途中で腕を組み、表情を曇らせた。
「なるほど。でもそれって、うちのどこに当てはまりますか?」
思わず詰まるKさん。
(…え?さっきからメリットを説明してるのに?その後、話は盛り上がることなく終了。
後日届いたのは、「今回は見送ります」の一言だった。
◆ 上司の指摘
商談後、Kさんは上司に報告をした。
「ちゃんと自社の強みも説明したんですが…」
上司は、静かに首を振った。
「お前の話、順番がおかしいんだよ。
先に“なぜこの提案なのか”を納得させないと、どれだけ良いことを言っても響かない」
Kさんは思い返した。
たしかに、資料の冒頭でいきなり「比較表」から入った。
その前に、「なぜこの提案を聞く必要があるのか」を示していなかった。
◆ 「正しいこと」は「伝わること」とは限らない
それからKさんは、営業資料の順番に注目するようになった。
相手が「今この提案を聞くべき理由」は明確か?
「なるほど」と納得できる流れになっているか?
感情の動きまで設計できているか?
どんなに良い内容でも、受け手の思考と感情の順番に沿っていなければ伝わらない。
どうすればよかったのか?◆ 構成を変えるだけで、伝わり方が変わった
数週間後、Kさんは別の企業との提案でこう構成を変えた。
最初に、「相手の課題」に共感するス
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