塔のカード 塔のカードは本当に怖いカードなのか
タロットの中でも、少し怖いイメージを持たれがちなカードがあります。それが塔です。高い塔に雷が落ち、そこから人が落ちていく。絵だけを見ると、「崩壊」や「突然の不幸」を表しているようにも見えます。実際、解説書でも「衝撃的な出来事」「大きな変化」といった意味で紹介されることが多いカードです。でも実は、私はこのカードがあまり嫌いではありません。もちろん、決して穏やかなカードではないのですが、私にとっては悪い出来事というよりも「変化」のカードというイメージがあるからです。思い返してみると、私の人生の中でも引っ越しをするときや、生活環境が大きく変わるとき、そんなタイミングでこのカードが出てきたことが何度かありました。住む場所が変わったり、人間関係が変わったり、生活のリズムが変わったり。そういうときは、確かに少し不安になります。でも同時に、新しい景色が始まる瞬間でもあるんですよね。そしてもう一つ、私にはこのカードに対して少し個人的な気持ちがあります。実は私は、変化があまり得意なタイプではありません。できることなら今のままでいたいと思ってしまうし、環境が変わるときにはつい慎重になってしまいます。だからこそ、この塔のカードが出てくると不思議なことに少し嬉しくなることがあります。「そろそろ変わる時期なのかもしれない」そんなふうに、タロットが背中を押してくれているような気がするからです。塔というのは、長い時間をかけて作られたものです。でももしその塔が、もう自分にとって合わない場所だったとしたら。あるいは、無理をして立ち続けていた場所だったとしたら。雷が落ちて崩れることは、決して不幸なことだけではない
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