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「北へ行く」「北に行く」 正しいのはどっち?

 「へ」と「に」の使い方が適切でないと考えられる表現が多いと感じます。 確かに紛らわしいのですが、基本的に、「へ」は「方向」を示す場合に用い、「に」は到達点を示す場合に用いると覚えるのがよいと思います。 したがって、例えば台風の進路について用いる場合は「北へ行く」と「へ」を用いた方が適切です。台風の到達点が必ずしも明確ではないからです。一方、行く先が学校である場合には「学校に行く」と「に」を用いた方が適切です。到達点が明確だからです。 このように、移動に関する動詞に関しては、それが方向を示したいのか到達点を示したいのかで「へ」と「に」を使い分ければいいのですが、移動以外の動詞に「へ」を用いている例をよく見ます。例えば次のようなものです。 これから上司へ会う 友達へ殴りかかる 彼女へプレゼントした 市役所へ提出する これらの「へ」は、方向を示すというよりは動作が向かう相手を示しています。したがって「へ」を用いるのではなく「に」を用いるべきです。 どちらを使うべきか迷ったら、それが「方向」を示したいのか到達点や相手を示したいのかで判断すればよいと思います。 
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