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キッチンのありかたの変遷

キッチンを、「食事を作る場所」と捉えると、「キッチン」とは呼べないかもしれないけれど、太古の昔の「炉」から「キッチン」は随分と変化してきました。私は「キッチン」って面白いなぁと思い、「キッチンのありかたによって、コミュニケーションのありかたも変わってくるのだなぁ」と思ったのは、バブル期後期にインテリアの勉強をしていた頃でした。キッチンのショールームを何ヶ所も巡り、カタログを集め、本を読み、思ったことは「キッチンはもっと自由であっていい」ということと、「キッチンのレイアウト次第で作業性だけでなく、コミュニケーションも変わってくるのだ」ということでした。何台もキッチンを見て、印象的だったキッチンはふた通りあって、ひとつはプロが使うキッチンのように中華鍋を大胆に使えるようなガスコンロを設置したスタイル、そしてもうひとつは、オープンなアイランド型で家族や友人達でキッチンを囲み、共同で食事を作りながらコミュニケーションを楽しくとれるようなスタイルでした。それはそれまで私が普通に見ていた、背中を見せてキッチンに向かう閉鎖的なイメージからかけ離れたもののように思えました。母親が家族の夕食を作るために家族に背中を見せるのは当たり前だった時代に育ってきた私には衝撃的にも思えました。それの対面式スタイルは、今となっては当たり前のスタイルになっていますが、日本では、土間に台所があった時代、北向きの部屋に独立して台所があった時代もあったものです。それが洋風化でダイニングキッチンという概念が生まれ、家族に背中を向けるのは変わらないまでも食卓の近くにキッチンが設置される時代をへて、今ではLDK時代になり、
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勾配シンクの魅力とは? 清掃性・収納性を両立する進化系シンク

前回のブログでは「段付きシンク」についてご紹介し、人間工学の視点からその使いやすさを解説しました。今回は、その続編として「勾配シンク」についてお話しします。この「勾配シンク」という言葉は、私自身がシンクの構造上の共通点をわかりやすく表現するために、便宜的に使っている総称です。メーカーが正式に使っている名称ではありませんので、ご承知おきください。■ 代表的な「勾配シンク」:クリナップの「流レールシンク」もっとも有名なのは、クリナップの「流レールシンク」でしょう。私の記憶では2015年頃、システムキッチン「クリンレディ」や「S.S.」に登場したのが最初だったと思います。当時はその斬新な形状に驚くと同時に、「なるほど、理にかなっているな」と感心した記憶があります。その名の通り、シンク内に勾配をつけて排水の流れを促進する構造です。傾斜に加えて、排水口へ向かう「小さな流路(レール)」が設けられており、水を流すと自然とゴミがそこに集まる仕組みです。 ただ勾配があるだけでなく、「水の流れを利用してゴミを運ぶ」という点が大きな特徴となります。その後、「流レールシンク」はスクエア形状や人工大理石タイプにも展開され、シリーズ名が「セントロ」や「ステディア」へと進化する中で、さらにデザインも含めた改良が加えられています。■ TOTOの「すべり台シンク」も勾配型同じような構造になっているのが、TOTOの「すべり台シンク」。TOTOは特徴的で力をいれている人工大理石「クリスタルカウンター」に合わせ、人工大理石で出来た勾配シンクを「すべり台シンク」と呼び、「ミッテ」でも「ザ・クラッソ」でも選べるようになっ
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「段付きシンク」作業のしやすさとキッチンの工夫

キッチンでの作業中、「まな板で切るとき、もう少し低いと楽なんだけど…」と思ったことはありませんか?実際、まな板作業や水切り作業は、標準のワークトップよりも3〜5センチ低いと身体への負担が軽くなり、作業もスムーズになることを私も実感しています。人間工学的には、「切る」「洗う」「盛る」など、それぞれの動作に合った作業高さがあるのが理想。でも、家庭のキッチンは基本的にワークトップの高さが一律で、すべての作業に最適化されているわけではありません。そんな中で注目したいのが「段付きシンク」。シンク内に段差があることで、作業ごとに適した高さに調整できる工夫がされています。このアイデアは新しいようでいて、実は業務用キッチンやプロの厨房では昔からあった工夫の一つ。家庭用キッチンに取り入れられるようになったのは、ここ10〜15年で各メーカーが使いやすさを見直し始めた流れの中で、徐々に広がってきたと言えます。たとえば、大手キッチンメーカーでは次のような段付きシンクがラインナップされています:LIXIL:ひろびろラクリーンシンク(アレスタ、ノクト)        段差+サポートラックで水切りや調理作業の効率アップ。タカラスタンダード:家事ラクシンク(レミュー、トレーシア)                   シンクの上が調理スペースへ。トクラス:スムースワークシンク(コラージア)                  魚をスムーズに捌くことができます。そしてもちろん、オーダーキッチンなら、使用する人の身長や調理スタイルに合わせて、段差の位置や深さ、シンク幅などを細かく設計することも可能です。「誰が、どんな
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【夏のキッチンがつらい…?】プロが教える暑さ対策と快適な工夫7選

「キッチンに立つのがつらい…」そんな風に思っていませんか?夏の暑さは、料理する気力を奪ってしまいがち。特に日差しの強い午後に、火を使った調理をすると、冷房が効いていても汗だくになってしまうことも。私は住宅設備やオーダーキッチンのご相談を受けている中で、「キッチンが暑くて困っている」という声を夏になると必ず耳にします。そこで今回は、「暑い夏でも少しでもラクに過ごせるキッチンの工夫」を、設備・アイデアの両面からご紹介します。1. そもそも、なぜキッチンはこんなに暑くなる?・熱源(ガスやIH)からの放熱・湯気などの湿気・閉め切った空間で換気が不十分特にマンションや風通しの悪い間取りでは、キッチンだけが「蒸し風呂状態」になってしまうこともあります。2. キッチンを「構造から」見直すなら:同時給排型レンジフード冷房を効かせたまま換気ができる「同時給排型レンジフード」は、夏場の不快感を大きく減らせます。✅ メリット・冷房の効きが悪くなりにくい・熱がこもりにくく、湿気もスムーズに排出⚠️ 注意点・壁に2つの開口が必要(施工制限がある住宅も)・製品価格はやや高め3. 排熱機能付きレンジフードという選択肢最新のレンジフードには、内部のモーター熱などを外に逃がす「排熱機能付き」タイプも登場しています。ちょうど換気扇やレンジフードの交換時期という方には、導入のチャンスかもしれません。4. 夏はIHクッキングヒーターが圧倒的に快適IHクッキングヒーターは火を使わないため、周囲の空気が熱くなりにくいのが魅力。・一時的に使える卓上IHもおすすめです・IH向けのメニューに切り替えるだけでも快適度UP!5.
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