問題児の母
次男は小さいころから納得いかないと動けない子でした。理不尽だと感じると固まってしまって、扱いづらいところがありました。4年生の担任の先生とは特にうまくいかなくて、しょっちゅうトラブルを起こしました。その先生は他の保護者にはウケの良いベテランの男の先生でした。 その日も学校に呼び出されていました。先生は先生なりに息子を良くしようと思ってくださっているのでしょう、一生懸命にかかわってくださるのですが、それが裏目に出ていたようでした。スクールカウンセラーさんに相談しても、解決の糸口は見つかりません。宿題をしない、授業の邪魔をする、同級生とけんかをする、下級生と徒党を組んでいたずらをする。私よりもいくつか年上だと思われるその先生はノートになにやら書き込みながら息子の所業を訴えられます。私は、そうですか、申し訳ありませんと言いますが、本心では、うちの息子がそれほど悪いと思っていません。先生が困っておられるので、申し訳ないとは思いますが、息子を変えようとか叱ろうとか全く思えないのです。
夫に相談すると、ある日の放課後の呼び出しに夫も一緒に行きました。そしていつもの先生のお小言を聞いていると、夫は「わかりました。先生はうちの息子が苦手なんでしょう。僕にはうちの息子が悪いようには思えません」と言い放ちました。先生と夫と私だけがいる教室は静まり返りました。校庭で遊んでいる子供たちの声が遠く聞こえます。実は私もまったく同意見でしたが、親がそれを言ってはお終いです…。頭を下げて夫を連れて帰りました。
うちの子供は四人とも車で一時間くらいかかる私立の学校に通わせていました。どの子も自由奔放でしたが
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