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鈴木旅館で、ひとやすみ

湯けむりと猫と音楽の話。「昭和レトロ」「源泉かけ流し」「地域猫」この3つの言葉にピンときたのは、ある日フォローしてくださったXアカウントからでした。目に飛び込んできたのは、北海道・登別市にある「カルルス温泉 鈴木旅館」の写真。木造の玄関、どこか懐かしい建物、そして猫。画面越しなのに、なぜか“行ってみたいなぁ”という気持ちになったのです。歌をつくろう。「旅館の歌ってあってもよくない?」そう思った瞬間から曲の世界が少しずつ膨らんでいきました。はじめは、もっと昭和歌謡っぽいものを想像していたのに、仕上がったのはまさかのJ-pop×R&B×Folk。だけど不思議とレトロな宿の景色も、猫のゆるさもこのリズムがぴったりはまったのです。歌詞には「明治から続く温泉宿の空気とそこに流れる静かな暮らし」を詰め込みました。「また来たくなる場所」って?ただ癒されるだけじゃない。ただ懐かしいだけでもない。そこには人の営みがあって、暮らしがあって、思いがあって、それらを見守るように猫がいて、湯が湧いている。そんな風景に触れて、「また来たくなる場所」って、“帰りたくなる場所”のことなんだと気づきました。音楽で、旅ができる。実際に訪れたわけではないけれど、写真と想像と、ちょっとの愛着で旅はできる。それがこの曲の出発点。この歌があなたの「ひとやすみ」になりますように。そしていつか本物の鈴木旅館で同じ空気を感じてもらえたら嬉しいです。
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