症状が取れた=治ったではない ― 本当に“治す”とは何を意味するのか ―
症状が取れた=治ったではない― 本当に“治す”とは何を意味するのか ―●症状が取れればいいという思い込み「症状が取れればいい」そう考えている人は、医療従事者にも、患者さんの側にも多いように思います。私自身、柔道整復師として現場に出始めた頃はそうでした。「痛みがなくなった=治った」と信じていたのです。しかし今振り返ると、その考え方こそが、医療の限界をつくっていたのだと思います。一時的に痛みを取ることはできます。けれど、それでは本当の意味で“治った”とは言えません。●対症療法では「原因」は変わらない多くの医療機関が行っているのは「対症療法」です。つまり、目の前の痛みや不調という“結果”に対してのアプローチです。湿布、薬、電気治療、マッサージ……。どれも一時的な安心感を与えてくれますが、根本原因がそのままであれば、時間が経つとまた同じ症状が顔を出します。それは「身体が悪い」のではなく、自分の生き方・考え方・心の使い方が、同じ結果を呼び起こしているからです。●治すとは「結果の原因」に向き合うことたとえば、腰痛を例にしてみましょう。腰の痛みが消えることを「治る」と思っている人は多いですが、本当に大切なのは、「腰痛が起きない心と体」をつくることです。そして同時に、「自分は腰が悪い」「ずっと治らないに違いない」という思い込みや恐れから解放されることでもあります。“治す”とは、結果を消すことではなく、その結果を生み出した**原因(思考・感情・生活習慣)**を見直し、自分の力で立て直すことです。つまり、「同じ症状で医療機関にかからなくなること」こそが、本当の治癒なのです。●日本人の「治す力」を取
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