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伊藤正男 講演会「脳の不思議」(本)

この本は、「朝日ヤングセッション」という、朝日新聞社主催、協和発酵協賛で行われた第10回講演集です。このシリーズは高校生対象でした。現在では、開催されていないようです。 非常に良くまとまっていましたので、脳科学入門として紹介いたします。 第10回「朝日ヤングセッション」1997年10月25日開催、東京・杉野講堂、 題名「脳の不思議」、講演者「伊藤正男先生」、 当時、理化学研究所脳科学総合研究センター所長、国際フロンティア研究システム長 1998年6月25日発行、協和発酵広報部編集、協和発酵株式会社発酵発行、非売品タイトル 講演 脳の不思議昔の人たちは脳を不要なものと思っていた夏目漱石の脳が私をこの道に導いた脊椎動物の脳には共通項がある脳の研究は科学の最後のフロンティア脳の中には超集積回路がぎっしり詰まっている神経細胞の解明が現在の研究の主流軸索突起の内部は物質の流通装置になっている脳の解明のカギを握るシナプスの動きシナプスは化学反応を電気の変化に変えるシナプスの反応が生体反応をもたらす麻薬は脳の神経細胞の遺伝子を変える脳にも記憶素子があるはずだ脳の記憶素子は長期増強と長期抑圧脳を悪くするのは簡単だけど良くするのは難しい脳はたくさんの多層回路が結びあったシステムである脳の中にはコンピュータと同じようなチップがある脳のように感じるコンピュータはできるのだろうか現在の脳の研究は第一段階をクリアしただけ脳には新しい部分と古い部分がある脊椎動物の脳の原点は脳幹と脊髄生きつづけていくために必要な四つの働きイヌが飼い主を覚えるのは大脳の新皮質があるから脳は新しい機能が付加され発達していく形で
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