812.よく聞く「イップス」って何? 実は“誰でもなり得る”
よく聞く「イップス」って何? 実は“誰でもなり得る”
精神科医が原因と対処法を解説
野球やゴルフ、テニスの選手によく聞く「イップス(Yips)」。スポーツ選手特有の症状に感じている人もいるかと思いますが、スポーツなどをしていない一般の人でも「イップス」になることがあるということです。そこで、精神科専門医の田中伸一郎さんに「イップス」という症状について、聞きました。
スポーツ選手以外も“なり得る” 脳神経・筋、心理的な問題の両方がきっかけ
Q.まず、「イップス」とは、どのような症状なのでしょうか?
田中さん「わかりやすく説明すると、反復練習して習得したあるパフォーマンスの途中で筋肉のけいれん・突っ張り・震えなどが無意識に出現してしまうものです。イップスがあると、意識して動作の修正を試みるようになるのですが、気にすればするほど悪化してしまう悪循環に陥ります。
イップスは、野球、テニス、卓球、ゴルフ、ダーツといった競技の選手によく見られます。古くは日本の弓道でもイップスの様な症状がありました」
Q.スポーツ選手ではない、一般の人が陥りやすい「イップス」はあるのでしょうか。
田中さん「イップスは、スポーツ選手以外の一般人にも見られることがあります。動作を繰り返す中でしっかり身につけ、緊迫した場面でも何の問題なくやれていたはずの動作が、ふとしたきっかけでうまくやれなくなることは誰にでも起こるといってもいいでしょう。
例えば、演奏家、漫画家、作家、美容師、歯科医などに発症する「局所性ジストニア」もしくは「職業性ジストニア」は、習得した動作が意図せずできなくなってしま
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