1011.SNSで育児社員を“子持ち様”とやゆ 「働くな」と批判も なぜ?
SNSで育児社員を“子持ち様”とやゆ 「働くな」と批判も なぜ?
人事のプロが指摘する“根本的な問題”
小さな子どもを育てる親をやゆする、「子持ち様」という言葉がネット上で拡散され、論争に発展しています。例えば、会社で育児中の社員が子どもの体調不良を理由に早退したり、欠勤したりすることがあった場合、同僚がその人の仕事の穴埋めをしなければならず、中にはそのことに不満に感じ、「子持ち様」「優遇されている」と陰で批判する人がいます。
実際に、SNS上では「職場でまた子持ち様の尻拭い」「仕事に穴をあけるなら働かないで」「育児をしていない人にしわ寄せがきている」など、育児中の社員に対する不満の声が上がる一方、「少子化が止まらない」「子どもが育てにくい社会になっている」と、子持ち様という言葉そのものに対する批判の声もあります。
そもそも、なぜ子育て中の社員を「子持ち様」とやゆしたり、批判したりする風潮があるのでしょうか。育児中の社員と子どもがいない社員が互いに対立せずに働くには、どのような取り組みが求められるのでしょうか。企業側の問題点や対策について、企業の採用・人事担当として2万人超の面接をしてきた、人事コンサルティング会社「人材研究所」の曽和利光代表が解説します。
カバーをしている人を評価しているか
なぜ同僚が育児で仕事を早退したり、休んだりした際に、その人の仕事の穴埋めをすることが、不満につながるのでしょうか。穴埋めをした人の中には、「負荷をかけられた」「迷惑をかけられた」と言う人がいますが、よく考えてみれば不思議な物言いです。
通常、仕事のパフォーマンスに
0