私はまじめに話してるんです!
私、担任していた生徒に叱られたことがあります。私は当時、中学校の学級担任をしており、その時は初めての中学校3年生の進路指導を控えていました。わからないことばかり。生徒たちの一生に関わるようなことに、自分が関わることの重厚・・・。そこから私は、大学卒業と同時に辞めていたタバコにもう一度手を出してしまいました。とは言え、24歳でしたから、法的には全く問題がありません。進路指導が本格化してくる11月のある土曜日のこと、担任していたある女子生徒から「先生、今日の放課後お時間ありますか?お話があるんです」と言われました。彼女はまじめで、いろいろなことによく気が付き、級友から頼りにされるタイプです。私は、若くて浅はかでしたから「何の話だろう。生徒の初恋の人なんてそんな話になったら…」などと馬鹿な想像をしておりました。そして放課後…開口一番彼女は私にこう言いました。「先生、タバコ吸ってますよね?」「大学を卒業して先生になったときに、タバコはやめた。私たちにそう言いましたよね?」彼女は真顔です。面くらった私は、ここはごまかすしかないと思い「すいません。すいません、タバコは吸いました。なんちゃって」と言ってみました。すると、彼女は、ほほを紅潮させ、机を叩いて、こう言いました。「私は真面目に話してるんです!」・・・・彼女の真剣さに、私は謝りました。そして初めての進路指導でプレッシャーがかかっていること、忙しくて、ついタバコに手を伸ばしてしまったことなどを正直に話したのです。それ以来、私はタバコを吸っていません。ちなみに、その彼女は私の結婚式で心あたたまるスピーチをしてくれました。あ、その日の話はな
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