1043.夏は「食中毒」に要注意 下痢が出たときに市販薬を服用してもOK?
夏は「食中毒」に要注意 下痢が出たときに市販薬を服用してもOK?
症状&対処法を消化器病専門医に聞く
気温が高い夏は、食べ物が傷みやすく食中毒を引き起こしやすいといわれています。特に刺し身や生野菜などの生ものを食べるときは注意が必要です。
食後に下痢や嘔吐(おうと)など、食中毒とみられる症状が出た場合、市販薬を服用しても問題はないのでしょうか。食中毒の原因や対処法などについて、「まきこ胃と大腸の消化器・内視鏡クリニック」(京都市伏見区)院長で、消化器病専門医の船越真木子さんに聞きました。
まずは水分補給を
Q.例年、気温や湿度が高くなる6月から9月は、主にどのような食中毒が流行するのでしょうか。食中毒の原因となる細菌や主な食品について、教えてください。
船越さん「6月から9月にかけて気温や湿度が上がると、食品の保存環境が悪化し、細菌やウイルスの繁殖が促進されるといわれています。そのため、サルモネラ属菌やカンピロバクター、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌(O157など)などの細菌による食中毒の発生リスクが高まります。食中毒が発生する経緯については、次の通りです」
(1)サルモネラ属菌
サルモネラ属菌は鶏や豚、牛といった動物の腸管のほか、河川や下水道などに生息している細菌で、主に食肉や卵などから感染します。感染すると急性胃腸炎を引き起こすほか、発熱や腹痛、下痢、嘔吐などの症状が現れるといわれています。生卵や加熱不足の鶏肉、生乳製品、生野菜、果物などを食べたことが原因で食中毒を引き起こすと考えられています。
(2)カンピロバクター
カンピロバクターは鶏肉に多く存在
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