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春たてば

『春たてば 花とや見らむ 白雪の  かかれる枝に うぐいすの鳴く』「いまはね...じぶんのことしか考えられんのよ。なさけないね...春になったら仮設住宅へうつることができるだろうから。そのときになったらね、お力かしてちょうだいね。」今朝やっと 2度目の会話ができた。貴重な充電を 私との会話にあてて下さっていることに目頭があつくなる。被災が激しい珠州から2次避難所へ移動した八幡宮の親族。それから穴水にある神社の親族。お宮は崩壊、神社境内にある保育園は避難所となり皆が寄せ合う場となっているようだ。芯が強く情け深く心おだやか。どんなときも自分より人様を大切にしていらしている方々。かくいう私も大変支えていただき 勇気づけられた過去がある。人は窮地に追い込まれたとき ほんとうのじぶんと出会いとことん向き合い乗り越えられるか試されるものなのかもしれない。春は 必ず訪れる。被災地の最前線で才をもつ仲間たちが支援に奮闘してくれている。今、現地に出向ける才を持ち合わせない私ができることは、限られた充電を使って電話できる人たちを勇気づけてあげることなのかもしれない。今朝、親族の声が受話器ごしに少し元気になったの感じられたとき、そう思った。塞ぎこまざるをえない空間や人や場に佳きエネルギーを伝授できるようできる人ができることをできる範囲で笑顔の魔法をかけつづけていけばいい。能登半島へ向けた想いを 書き記す。***雪を割つて若草が萌え出て水ぬるむ春が来る。冬の荒波にも似た辛苦も過去のものとなろう。待てば海路の日和ありとか。焦らぬことも肝要なれど安心に過ぎた心のゆるみにつまずかぬことを忘れるな。***
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