591.便秘の8割は“尻”が原因
便秘の8割は“尻”が原因 肛門科医が解説する仕組みとは?
「便秘外来を受診したけれど治らない」「腸活しているのに便秘が治らない」。こうした症状に悩む人たちは、「便秘=大腸が原因」と思い込んでいる傾向にあるようですが、実は便秘の原因は、それだけではありません。
今回は、肛門科医の佐々木みのりさんの著書、「便秘の8割はおしりで事件が起きている!」(日東書院本社)を基に、便秘の実態について紹介します。
「出口の便秘」に要注意
便秘の原因を知るためには、まず排便の仕組みを理解しなければいけません。佐々木さんは著書で次のように解説しています。
「私たちが口から取り入れた食べ物は、筋肉の収縮と弛緩(しかん)による『ぜん動運動』によって胃に運ばれて消化されます。その後、小腸で栄養が吸収され、大腸でもミネラルや水分が吸収されて、ゆっくりと便が形成されます。通常、便は横行結腸と下行結腸にとどまり、大腸の末端にある直腸と肛門には便はありません」(佐々木さん)
「腸が刺激を受けると、『胃結腸反射』による大ぜん動運動が起き、便が直腸に移動します。1日1回、朝食後に最も強く現れます。これにより直腸に便が下りてきたことを大脳が確認すると便意が起こります。トイレで排便の用意が調い、いきむことで腹圧が高まり、同時に排便や排尿をコントロールしている肛門括約筋が緩んで便を押し出します」(同)
排便時の腹圧で、一時的に肛門に負担がかかるものの、便が下りてくるたびに完全に出し切れば、肛門は元に戻り、再び空っぽになるということです。
佐々木さんは、便秘には、便をつくる場所で起きる「おなか(大腸)
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