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異文化の尊重

かなり前のことですが、マレーシアで大地震が起きました。そしてその原因が外国人登山者による半裸での記念撮影だとする公式の発表があったんですね。これは大変話題になりました。マレーシアのサバ州にはキナバル山という神聖な山があります。その山頂で10人の登山者が、男性はパンツ1枚、女性はタイツを穿いただけのトップレスで写真撮影を行なったんですね。地元ガイドは止めたものの、彼らはバカ呼ばわり。そのしばらく後に地震が発生したわけです。キナバル山があるサバ州の副首相は、「山頂で10人の登山者が半裸になって記念撮影し、聖なる山とその神を侮辱したこと」が地震を引き起こしたと明言。その後、10人のうち4人が逮捕され、公然わいせつ罪に問われました。公然わいせつ罪というのはぎりぎりの選択なのでしょう。普通は神聖な山を汚したことでは罪に問えません。たとえ人々がそのために地震が起きたと信じていたとしてもです。いわゆる不能犯になるのかな。簡単にいうと原因と結果の因果関係が明確ではないということですね(後で詳しく取り上げます)。こういうその土地の慣習や信仰を踏みにじるような行為は日本でも頻繁に見られます。刑罰が適用されることは珍しいと思いますが。もともと先進国の科学的な考え方が身に付いた人たちは、土着信仰を迷信だとして馬鹿にするところがあります。またキリスト教の信者は他の宗教を排除する傾向が顕著です。昔は、異教徒は殺しても構わないなんて言っていたくらいですからね。それはいいとして、確かに、私たちから見れば、半裸撮影が地震を引き起こすなど根拠はまったくありません。しかし、外国人がこうした信仰を間違いだとすることは
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