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過去にとらわれない

過去に心が傷つくような体験をすると、それが妨げとなって、同じような状況に置かれた時に動けなくなってしまう。 そんな経験を、あなたもされたことがあるのではないでしょうか? だから人は、「本当はそうしたいけどできないんだ」ということを繰り返すんですね。 私の修めるヘルスカウンセリングの「SAT行動変容支援カウンセリング法」の中では、 「心象風景連想法」を使って、幼い頃の心の傷つき体験を想起させ、 「再解決イメージ法」で、そのできごとを克服し、 周りから無条件に愛され、自信のある自分をつくり、問題解決に向けて行動していく、 周りから支えられている自分に気づき、感謝をする。 そんなイメージを使って、傷つき場面の書き換えを支援していきます。 この方法は、トラウマ体験自体を克服するため、非常に有効ですが、 反面、辛い過去の想起によってパニック状態になったり、 あるいは、見たくなくて逃げてしまったり、問題に立ち向かわない、 ということも、少なからず起こるんです。 そういう場合に役に立つのが「SKPイメージ法」。 SKPとは、Spiritual Key Personの略で、あるがままの自分でいることに対して、笑顔で見守ってくれるような喜びの顔表情をもたらす他者をいいます。 ここで、行動を変容するのに大事なポイントを1つお伝えします。 私たちの行動は、自分はこういう人間だという思い込み(自己イメージ)によってコントロールされています。だからこのイメージを変える必要がある。 自分の「思い込み」です! それはまた幼い自分を育ててくれた親のイメージによって決定されているところがあり、それを変えることな
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生き方変容

人は人生の失敗に苦しむが、本当は人生にひとつの失敗もない。過去の失敗は常にその人が学び、成長するために存在している。人が変わるとき、それは自分がいかに恵まれてきた存在かに気づけ、自分の運命に感謝するときである。そして、人が本当に変わるとき、この世に自ら決断して生まれてきたことに気づき、魂の真(まこと)に気づいたときである。生命より大切なものがあるとすれば、それは自分への愛であり、人への愛である。それが生きる意味であり、人はそのために生死を体験する。 宗像恒次「SAT療法(2006、金子書房)」第6章の冒頭にある文章である。 なんとも深みのある文章ではありませんか。 遺伝子研究で有名な筑波大名誉教授の村上和雄先生によると、人は3億円の宝くじを連続で100万回当てるのと同じくらい偶然に偶然が重なってこの世に生まれてくるそうです。 すごい確率で、みなこの世に望まれて生まれてきているのですよね。 胎児は、自分の免疫細胞を介し、母体免疫系のサイトカインをコントロールして細胞性免疫を低下させ、胎児への攻撃を抑制している。胎児がそうすることをやめれば、母体のNK細胞やキラーT細胞の攻撃を受け、胞状奇胎になるか、あるいは血管新生がうまくいかずに流産する。マウス胎児はまた、胎児尿からアドレメデュリンやトリプシン・インヒビターを分泌して妊娠を維持している…それでも無事に生まれてきたということは、胎児の側が、この子宮のなかで生存したいという指向性をもっているということ この世で生きていくことは、辛いこともたくさんあります。 いろんな失敗もする。 落ち込んで立ち直れないこともある。 けれども、その1つ
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いまある認知は誰のもの?

このところ「SAT療法」について少し紹介させていただきました。これまでの常識だけでは理解しがたく、読み進めるのを止めてしまった方もおみえになるかもしれません。 もちろん、ソーシャルスキルを修得するだけでも、人とのコミュニケーションは格段によくなります。これまで苦手で避けてきた相手とも、なんとか上手くやれるようにはなってきます。そのことはは1ヵ月ほど前に書きました。でも、心がついていかないってことが起こるんです。 私もヘルスカウンセリングを知る前、自律神経失調で苦しんでいた頃、森田療法を勉強し、やったことがあります。内観法やバイオフィードバック、自律訓練法やその他のリラクセーション法もたくさん試しました。 自分のものの考え方や受け取り方に偏りがあるから、それを「変えないといけない」。そういう観点で変容に取り組むと、頭ではわかっているけれども、気持ちがついていかなくなり、変われない自分を責めてしまうんです。「もっと要領よくなれ」と言われ続け、ずっと、できない自分が苦しかった。まるで修行僧かと感じたこともありました。 嫌いなものは嫌い、嫌なものは嫌、恐いものは恐いんです。苦手なものは苦手なんです。この感情があるから、認知は簡単には変わらないんです。 2011年7月24日、「認知」をテーマに、私はこんな記事を書いていました。今日は認知の話をしたいと思う。 前に認知行動療法について、少しお話ししました。認知行動療法では、 人間の気分や行動が認知のあり方(ものの考え方や受け取り方)の影響を受けることから認知の偏りを修正し、問題解決を手助けする と考え、その療法の流れは、、 認知・思考の意
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あなたの身体に潜む「他者」の細胞

2023年9月現在のヘルスカウンセリング研修は、ソーシャルスキルを学ぶことよりイメージセラピー(SAT療法)を体感し、修得することに力点が置かれています。先日、認知行動療法とSAT療法の違いについて書きましたが、認知を変えるのが、これまでの方法では難しいからなのです。だって、そう簡単に修行僧にはなれませんから。 それでSAT療法についても、ここで書いていきたいと思うのですが、その基礎知識として、「マイクロキメリズム」というものを知ってください。以前、このテーマについてClubhouseでお話ししたことがあるのですが、とても多くの方が興味を持って聴いてくれました。今日ご紹介するのは、2011年4月26日に書いたものからです。 記事に引用した日経サイエンスのバックナンバーページは、すでに無くなっていました。日経サイエンス2008年5月号 の中でJ. L. ネルソン(フレッド・ハッチンソンがん研究センター)の論文(J.Lee.Nelson:Your cells Are My cells,Scientific American,February 2008)が紹介されています。「あなたの身体に潜む“他者”の細胞」…なんとも、衝撃的なタイトルですね。バックナンバー紹介ページから、そのまま引用します。 妊娠中に胎盤を通して,母親と胎児の間で互いに細胞が行き来する──これだけだったら,さほど驚くにはあたらない。胎盤を通じてさまざまな物質が行き来していることは周知の事実だ。だが,このときに行き来した細胞が,その後もずっと定着しているとなると話は別だ。実の母子といえども免疫系から見れば“他者”。
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