ため息ひとつ
ダメだ。ため息をつくと幸せが逃げていく。まわりの人にも迷惑がかかってしまう。そうやっていつも。ため息と「ごめんなさい」がセットになってしまう。本当はそんなに謝りたい訳ではないのに。そうなんだね。そうやって、ため息すら責めて。申し訳なさまで感じて。そんな自分をまた責めて。本当はため息が出るほどの気持ちがあったのに。それを少しでも吐き出すために出て来てくれたのに。確かに。あなたがどんな事をしても、よく思わない人も居る。まわりの目も気にしてしまう。相手の気持ちも考えてあげて。でも、そんなに責められるほど。悪いことじゃないはずなのにね。そうやって、いつも頑張っているんだね。あなたがため息をつけて良かった。今日もお疲れさま。
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