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ゾーンに入って笑っちゃったパスワーク

30歳を過ぎた辺りまでサッカーをやっていました。いろいろなポジションを経験しましたが、社会人になってからは主にセンターバック(当時はスイーパー)を担当しました。サッカーは、戦術が大切になるスポーツですが、私たちのレベルでは、ほとんど個の争いの積み重ねで、最終的に点を取れそうな選手にパスを出すという試合を繰り返していました。 私はフィールドプレーヤーの底にいたので、全体を見渡すことができ、右だ左だと指示を出すことが多くあり、チームメートからの信頼を得ていたと思います。何を基に指示を出していたかというと、全体を見渡したときの感覚でしかありません。 私は、パスやドリブル、シュートなどは苦手だったのですが、短いサッカー人生の中でゾーンに入ったときのことは未だに覚えています。 練習でゲームをしていたとき、2人の先輩と同じチームになり、その先輩と3人で何本もダイレクトパスをつなげてゴール前まで上がったことがありました。どこへ蹴れば良いとか、どこへ走るとか決めていたわけでもないのに、3人がゾーンに入った貴重な感覚を体験することができました。とても気持ちが良かったです。 年を重ねてから、若手ばかりのチームに移りました。 あるとき、センターサークル辺りでパスをカットしてルックアップしたときに、左手を駆けあがる選手が見えました。私がパスカットに動く瞬間、彼と目が合ったように感じていたこともあり、彼の前方にロングパスを通しました。彼は、見事にシュートを決めてくれました。その年、点を取ることができず悩んでいた彼は、試合の後、私に感謝していました。 私が引退する前年、決勝の相手は、その前年まで所属してい
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