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「粋」を感じた車掌の気配り

東京で活躍していた声優の方から「粋」な生き方を勧められたのは20年以上前のことです。彼は、同窓の仲間に若いころの話をされ、そんな昔の話をするのは「粋」じゃないと言って居酒屋を出ていきました。危うく喧嘩になるのではないかとハラハラさせられました。 今朝、江別に向かって国道12号を走り、豊幌駅前の交差点が赤信号になり停車しました。横断歩道を1人のオバサンが走って横切りました。気づくと駅には電車が停まっていました。 私が通学していたころ、途中で停車する駅で、毎朝、走り込んでくる学生たちと、駅員、車掌のバトルが繰り広げられていました。それでも、結局、駅員は学生たちが乗車するのを確認してから笛を吹いていました。電車を見送る駅員の思いやりは「粋」だったと思います。 オバサンは力いっぱい走っているようですが、足が遅いので、電車は発車するだろうと思ってみていましたが、オバサンはホームに辿り着き、彼女が乗るのを待ってから電車のドアが閉まりました。無人駅なので、この「粋」なサービスは車掌の気配りです。おそらく、車掌は運転席から交差点を見ていたのだろうと思います。拍手、拍手、パチパチ。 そんな感動に浸っていると、後ろの車からクラクションを鳴らされました。信号は青に変わっていました。私は焦ってブレーキから足を放し、車を発車させました。 仕事を止めてから、人生初のスローライフを過ごすことになり、困惑することもあるのですが、こういう瞬間を気づくことができるようになったことを嬉しく感じます。これまでは、クラクションを鳴らす側の生活でした。 私の場合、受託した仕事の発注先からの資料が提出期限を過ぎても届かない
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