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吊り橋理論の話

この理論はわりと有名ですからご存知の方も多いと思いますが、一応簡単に説明します。要するにぐらぐらしたつり橋を渡って胸がドキドキした人間は、その直後に出会った異性を好きになることが多いと言ったものです。これは実際に実験で証明されています。シャクターの情動二要因理論では、情動が生じるためには(1)生理的に興奮している、(2)自分なりにその興奮の理由がわかっている、との二つの条件が必要だとされています。ところが人間は「生理的反応」を恋愛感情と勘違いし易いんですね。つまり、つり橋を渡ったためにドキドキしたのに、それが人を好きになったからだと思い込んでしまうわけです。意中の異性とデートにこぎつけたら、クラシックコンサートに行くよりも、遊園地に行ってジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に入ったりするほうが成功率が高いとの説もこの理論に基づいています。まあ、遊園地に一緒に行くくらいならば、いわゆるラポール※がある程度確立されていると言えるわけで、まったくの片思いの相手には通用しないでしょうが。※心理学用語ですが正確な訳はまだありません。信頼関係といったところでしょうか。今後重要なキーワードになると思いますので要注意です。時間があれば改めて詳しく説明します。更に言えば劇的体験を共有した人間は恋愛関係になり易いとも言われています。私はストックホルム症候群(誘拐や人質事件の被害者が加害者に恋愛感情を抱くこと)もある程度はこの現象から説明できると思っています。しかし、ここまで書くのに思いのほか時間がかかったので、続きはまたの機会に。期待しないで待っていてください。では。
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