中小企業経営のための情報発信ブログ344:リモートワークと暗黙知
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。コロナ禍でリモートワークを導入した企業も多いのですが、政府が提唱する数字には程遠い状況です。リモートワークは、新たな働き方としてアフターコロナでも定着することが求められていますが、その割には労働の形態や職場での上司と同僚との関係性、さらには労働生産性やライフスタイルにどのような変化をもたらすのか、といった問題について掘り下げた議論が行われているとは言えません。
「同じ空間」で働くことと「リモート」との違い、同じ「空間」で働くことの意味について考えていきます。
1.生産性を低下させる可能性も 「職場の創造性」が損なわれる懸念
コロナ禍でリモートワークが増えたことによるメリットとして、①通勤時間の短縮 ②労働における自律性の確立といったものが考えられます。
一方で、生産性の低下というデメリットも考えられます。その要因として、職場の創造性、仕事をめぐる関係性あるいは社会関係資本が損なわれる可能性があることが挙げられています。職場での創造性を高めるものとして、職場での音やにおい、自宅とは違う環境、他人の存在などが挙げられます。通常、これらは気を散らし集中を妨げる要素と考えられ生産性にとってマイナスのものとのイメージがありますが、同僚とのランダムな会話・雑談から得られるアイデア、通勤途中での新しい刺激、偶然の出会い、発見が想像力を喚起しイノベーションにつながることもあるのです。
2.社会関係資本が減少 「暗黙知」が失われることに
対面でのコミュニケーションによる刺激という問題は、フランスの社会学者ピエール・ブルデューが唱えた社会関係資
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