中小企業経営のための情報発信ブログ280:会社は頭から腐る
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、冨山和彦著「会社は頭から腐る」(PHP文庫)を紹介します。この本の単行本は2007年に出版され(文庫本は2013年)、若干古いのですが、今でも十分に読む価値はあります。著者の冨山氏は産業再生機構の最高執行責任者として41社の企業再生を手掛けています。その企業再生の過程で、経営や企業統治に責任を持つべき人の質の低下を痛感したことが本書執筆のきっかけだったと言います。
この本の帯には「現場が一流でも経営が三流ではもはや生き残れない」と書かれています。かつて日本の高度成長を支えてきた製造業、特に家電を含む電器産業は、世界市場をリードしてきましたが、今や業績を落とし、韓国、台湾、中国のメーカーに追い越されている状況です。原因は明らかにトップの経営力不足にあります。せっかく強い現場を持ちながらそれを活かせていないのです。そのため会社そのものがダメになっています。まさに「会社は頭から腐る」です。それは会社に限ったことではありません。あらゆる組織でそのように言えます。国家でも然りです。一国のリーダーが三流ではもはや国家として生き残ることはできません。まさに今の日本はそのような状況です。トップの優劣が企業業績にそのまま反映されます。それはコロナ禍でもそうです。コロナ禍という危機的状況においてこそリーターの優劣が経営に反映されます。
「トップに問題があるのなら、トップをすげ替えればいい」という単純な問題ではありません。前任者の肝いりや取締役会の総意によって選ばれた人の首に鈴をつけることはたやすくありませんし、仮に首をすげ替えたとしても、後任
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