綺麗のお話③

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コラム
みなさんこんばんは。

今日はお仕事でしたが、13時までの勤務でしたので、明るいうちに帰宅できました。
今日は遅めのランチを済ませて、午後からはのんびり過ごしておりました。




さて、早速、前回のお話の続きをお話したいと思います。

前回、

①お掃除したくてもなかなか時間が取れず、気づけば家が汚れてしまっている
②ついつい面倒になってお掃除を後回しにしてしまい、家が汚れてしまう
③どんなに部屋が散らかっていても汚れていても、特段何も気にならないし、気にしない
④こまめに掃除して、常に身の回りや住居をある程度綺麗にされている
⑤超絶几帳面の潔癖症であらゆる菌やウイルスを許さない、一粒の埃も一ミリの汚れも許さない

このように、①~⑤番のタイプの方についてお話をしました。

今回は、①・②番タイプの方に向けた身の回りや自宅を綺麗に保つコツや、そのための意識の変え方についてお話をしていきます。



①番タイプの方
日々の仕事や育児などで忙しく、掃除をする時間が取れないという方。
私も子どもがいるのですが、我が子が乳児の頃の育児は本当に体力勝負で、とにかく寝れるうちに寝ておこうという感じですね。
まとめて4時間眠れた日なんかは、たった4時間寝ただけでも、本当に嬉しくて、身体がかなりスッキリしたものです。
そして私もこれまで、なかなかハードな仕事もこなしてきました。
通常はほとんど定時で帰宅できるのですが、
会社の繁忙期は、その年によりますが、だいたい17~24連勤、しかも毎日朝も早くから勤務して、夜は23時過ぎころまで残業、家に帰宅したらほぼ倒れこむような感じの日々を過ごしています。
なので、どう頑張っても忙しくて時間がなかなか取れないという方の気持ちは本当に理解できます。
こうなると、多少散らかっていても、とにかく身体を休めることを優先してしまいますね。
自分の身体に蓄積された疲労がピークの時に、無理してあれこれ掃除する必要は全くありません。
生活するのに、必要最低限の箇所だけをある程度片付けるよう心掛けましょう。
忙しく疲労が蓄積されてしまう生活が続くと、時間をうまく使うことができなくなります。
意外にも時間をだらだら使ってしまうのです。
疲労のあまりまずソファなどに横になってしまい、なかなか起き上がれずにぼーっとテレビを見てしまったり、スマホをいじってしまったりで、気づけば15分も20分も経過しているものです。そのまま寝落ちしてしまうこともあるかも知れませんね。
しかし、疲れている時こそ、先にやることをやってしまって、1分でも早く寝ることが大切です。
そこで、
ついでに掃除です。
マイカーから降りるついでに、車内のゴミもおろして片付ける、
帰宅して靴を脱ぐついでに、玄関に置いてある靴を整理する、
ふと座った時にカーペットや絨毯が汚れていたら見つけたところだけ、サッとコロコロしちゃいましょう。
歯を磨いた後に洗面所が汚れていたらサッと掃除する、
トイレに入ったついでに汚れを見つけたらサッと拭いてしまう、
就寝前はリビングの電気を消す前にテーブルの上の物をサッと整理する、など、
最低限の箇所を最低限、ついでに掃除してしまうことをおすすめいたします。
その工夫として、手の届くところに、サッと掃除できるアイテムを収納しておくこともおすすめです。
私の場合は、雑巾を濡らして洗剤をつけて・・・なんてやってられない時のために、使ったら捨てられるお掃除シートなどを置いています。
職場のデスクにもウエットシートを置いてあります。
また、もしも物が散乱している状態であったならば、寝る前に、ひとつでもいいので、元の場所にしまってから寝るようにしましょう。
全部でなくても、一つでも二つでもいいです。
本格的な片付けや、拭き掃除や、家全体の掃除などは、時間がある時にゆっくりやりましょう。とりあえずは、ひとつの動作に1分もかからない程度に、気づいたところだけでも取り組んでみてください。
そして、就寝の支度をして、早めに布団に入って、身体を休めましょう。
朝起きて、テーブルの上が少し綺麗になっていたり、昨日まで散らかっていたり汚れたりしていたものが、なにか一つでも綺麗になっているだけで、
その日の目覚めがだいぶ違うことを実感できるはずです。
乱れた気が少しでも整うだけで、明らかに感じる気も違うことを実感できます。
また、常に「片付けなきゃ。。」と思っていたことが、一つでもやることで、実際に一つでも片付いた、少しでも綺麗にしたのですから、その切迫した気持ちから解放されます。
散らかしたり汚したりするのも、積み重ねですが、一気に掃除ができない場合は、綺麗を少しずつ積み重ねていってください。
それを日課にしてしまうことで、時間ができた時の片付けや掃除がだいぶ楽になります。



②番タイプの方
どうしても面倒くさくなってしまい、ついつい掃除や片付けを後回しにしてしまい、結果的に汚れてしまっているという方。
面倒だと思ってしまうのは、 “掃除をすること” を、ご自分の日課にできていない方です。
私達は朝起きてから夜寝るまでの間に、当たり前に毎日必ずやることがあります。
例えば、歯を磨いたり、顔を洗ったり、手を洗ったり、食事をしたり・・・
それらの行為は、意識しなくても当たり前のように行います。
その行為の中に、“掃除をする” “片付ける” という行為が入っていないのではないでしょうか。
ぜひ、“掃除をする” “片付ける” という行為を、ご自分の日課として取り入れてみてください。
たくさん散らかっている方や、しばらく掃除をさぼり気味だった方は、急に、よーし今日から毎日やるぞ!と意気込んだところでなかなか続きません。
日課にするまでには地道にコツコツ、少しずつ始めることです。
一日にあれもこれもやろうとせずに、まずは、
自分が無理のない範囲でできる掃除や片付けを始めてみるということです。
①番の方のアドバイスにも書きましたが、まずはついでに掃除をコツコツと積み重ねることが大切です。
毎日ひとつでいいので、何かを綺麗にしてみてください。
できるようなら、ひとつやっていたことを、もうひとつ増やしてみる。
散らかしたり汚したりするのも、積み重ねですが、一気に掃除ができない場合は、綺麗を少しずつ積み重ねていってください。
また、一日かけて思い切ってありとあらゆる場所を一度徹底的に綺麗にしてみるということもアリです。
そして、綺麗にした直後の部屋の気を感じてみてください。
明らかに気が変わります。
そして、日常では、その綺麗な状態を保つ、散らかったら片付ける、という意識を、徹底して持ち続けてみてください。
これを続けることで、日課になります。
そうやって、“掃除をすること” “片付けること” を、自分のものにしてみてください。
そうすることで、部屋に滞っている気も、少しずつ流れてきます。




①番の方にも②番の方にも共通して言えることは、
綺麗な状態が自分や家族にとって心地よい
と、感じることです。

汚れた状態が当たり前になってしまう前に、綺麗で整理整頓されている状態が心地良いと感じることが大切です。
綺麗な状態を、ご自分の当たり前にしてしまうのです。


ここで、さらに踏み込んで、
④番タイプの方についてお話をします。



④番タイプの方
こまめに掃除ができて、常に綺麗な状態が保てるということは、
“掃除をする”
ということを、Have toではなく、ごくごく当たり前のこととしてされている方です。
このような方は、基本的に片付けが上手です。
掃除をするタイミングも、自分に負担がかかる手前まで来たらすぐに掃除をして綺麗な状態に戻すことができます。
使ったら戻すことを常に行っているので、全ての物の居場所がキチンと頭に入っていて、片付けているという意識すらなく、物を元あった居場所に戻してあげることがごく自然にできる方です。
食品や日用品などのストック、衣類なども、ご自分の使いやすいように収納し、工夫されていることだと思います。
目につくところに、ごちゃごちゃと物が置いてあったりはしないはずです。
部屋を流れる気も、落ち着いています。
また、このようなタイプの方は、ご自分の好きなインテリアなどを揃えて、家の中や身の回りを飾ることができます。
“綺麗である” ということが、すでに当たり前なので、
心の中に
「掃除をしなきゃ」「いつかやらなくちゃ」などという
感情から解放されています。ですから、五感を楽しむ余裕があります。
目で見て美しいと感じる物を置く、飾る、
良い香りのディフューザーを置く、
お気に入りの音楽やBGMを流す、
肌ざわりの良いソファやクッションを置く、
時間をかけて凝った料理を作ってみる、
など、
そのようにして、自然と自分の五感が一番リラックスできる場所を作ることができる方なのです。
そのような空間は、気がゆるやかに流れる空間となるので、ご自分やご家族が、外で浴びた悪い気や、疲れ、ストレスといった気も、停滞しません。
家でゆっくり過ごしているだけで、気はある程度回復します
また、総体的に見て、このように過ごせる方はある程度の安定した収入がある方に多いのも特徴です。


いかがでしたか。
まずは、ご自分の日常の日課に、自然と掃除することを取り入れてしまうことが、とても大切です。

そして、住環境が古い、新しいはさほど問題ではありません。

古いことは汚いことではありません。


私自身、もともと生まれた家は裕福で、当時は新しく綺麗で、とても大きな家に住んでいました。
しかし、両親が離婚して、母と二人で暮らすことになり、
それまで生まれ育った家を出て、
遠くの地で母と二人暮らしをすることになりました。
その時に住んでいたアパートが、とてもとても古く、お風呂もなくトイレも水洗トイレではありませんでした。
小学生だった私は、前のとても大きな家からいきなりこんなボロボロの狭いアパートに引っ越してきて、愕然としました。
しかし、私の母は、そのアパートの部屋を、とにかく綺麗に綺麗にしていました。
水洗トイレではなかったので、トイレの掃除は毎日、部屋も隅から隅まで毎日綺麗に磨き、古く狭い台所も、母は常にピカピカにしていました。
物も徹底的に収納していたので、狭いアパートでしたが、とても広々と使うことができました。
そして母は、冬であっても、一日に一回は窓を開けて風を通して換気していました。
当然母は、朝から夕方までフルタイムで仕事に出ていましたが、一日たりとも掃除を欠かしたことはなかったと思います。
毎日毎日、仕事の日でも休日であっても、朝早く起きて、まず掃除をしていました。
寝る前も、身の回りを片付けてから寝ていました。
そのおかげで、最初にそのアパートを見た時は、ショックで愕然としたのですが、
住み始めると、家の中を流れる空気が心地よく、一年中快適に過ごすことができました。
銭湯には毎日歩いて通わなくてはいけませんでしたが、それも全く苦になりませんでした。
始めは友達を家に呼ぶことすら恥ずかしいと思っていましたが、
いつしか友達も家に呼んで遊ぶようになり、
私にとっては、早く家に帰りたいなーと思える家となっていました。

その後、市営住宅に引っ越しをすることになったのですが、トイレも水洗トイレで、お風呂も付いている市営住宅に住めることになったというのに、
そのアパートから離れることが、とても寂しく感じるようにすらなっていました。

その後に住んだ市営住宅も、古い建物でしたが、同じく母は、
毎日掃除を欠かさずしていました。
以前よりもとても広い間取りになった上に、母は物をあちこちに置かず、きっちりと収納することが得意だったため、
いつも空間がスッキリとしていて、とても広く使うことができました。
私にとっては、とっても快適な住まいとなりました。
私もまた、初めて自分だけの1人部屋ができたことが嬉しくて、自分の部屋は常に綺麗にしていました。
自分の部屋でのんびりと音楽を聴くのが大好きでした。


そんな母が、掃除している時によく私に言っていた言葉をお伝えして、今日のところはここまでにしたいと思います。



どんなに古い家でも、綺麗にしていたら綺麗な家なんだよ」
どんなに新しい家でも、汚くしていたら汚れた家になってしまう」
古い家でも新しい家でも、綺麗にしていたらずーっと綺麗な家でいられる」



当たり前の言葉ですが、
その当たり前を実践することは、意外と大変なものです。
私はこの母の言葉にたくさん救われてきました。



さて、この続きは次回、お話しますね。

皆様、良い日曜をお過ごしください。

おやすみなさい。



















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