言葉も、毒にも薬にもなると実感した話。

記事
学び
以前、言葉への感度について注意しているという話をブログ掲載させていただきましたが。

この中で、使わないようにしている言葉の一つとして“クズ”を挙げました。

今回は、敢えてこの言葉を使った際に思わぬ好反響を得て驚き、言葉の毒も薬になることを実感した話です。

数年前に、ある雑談イベントに参加した時のこと。

参加者の1人の女性が、失恋したと酷く落ち込んでいました。

相手のことがもはやよく分からない。もしかしたら自分は騙されていたのかもしれない。今は距離を取られているのかもしれない。

信じたい気持ちと猜疑心で激しい葛藤が起こり、非常に苦しんでいる様子でした。

皆が、そういう時はこう考えるといいよとか、もっと良い人がいるから自信を持ってとか、励まそうといろいろ言ったものの、彼女の表情は殆ど変わることなく暗いままで。

どうせ私なんて……、やっぱり救いはどこにもない、というような投げやりな様子でした。

私はその話を聞いているうちに、人は、騙されても酷い目に遭ってもまた好きになる、を繰り返す、愛すべき存在だよなぁ、と思えてきました。

普段“クズ”という言葉は使わないことにしているけれど、自分の恋愛失敗談も思い出しながら、相手のクズも同じ人間だしと思い、「大丈夫だよ。みんな結構クズと付き合ってるよ?」と、自嘲的に半分笑いながら軽い気持ちで呟いたところ。

彼女は驚いて目を見開き私を見て、次の瞬間、大きな声で笑い出しました。

さっきまでうなだれて、か細い声で口数も少なかったのに、顔をくしゃくしゃにして笑いながら、「今日来て良かったです!」とまで言ってくれました。

私は彼女の余りの変化に呆気に取られて言葉が出ませんでした。

そして改めて、時には的確なアドバイスよりも、失敗の共感が大きな救いになるのかもしれないなぁ、と思いました。

時には毒を、敢えて薬として使うのもアリかもしれない。

そう考えさせられ、深く心に響いた出来事でした。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら