【高校化学】化学は初めから順番にすべて覚えていこうとしない方がよい
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高校化学で覚えることはたくさんありますが、出て来る順番にすべて完璧に覚えながら進めて行こうとするのは得策ではありません。
一度にすべて覚えてしまうのは難しいし、効率もよくありません。
骨子になる部分、覚えやすい部分から覚えて、だんだん細かい部分に広げていくのが良いでしょう。何回も行ったり来たりウェーバーし、フックを増やして、網の目を濃くしていく。
例えば、無機のアルミニウムを習った、単体を精製する方法は溶融塩電解だった、溶融塩電解は電気分解のところで出て来たぞ、電気分解ってどう考えるんだっけ?、そうかイオン化傾向の大きい金属元素の単体を得ようと思ったら溶融塩電解するんだな、イオン化傾向と言えば「貸そうかな…」、溶融塩電解って水なしの電気分解だけどアルミニウムのイオン化傾向が水素よりずっと大きいから水があるとダメなのか、イオン化傾向の中に金属でない水素が入ってるのはこういうことを考えるためなんだな、水の一部が水素イオンと水酸化物イオンに電離してるわけか、水のイオン積は25℃で10のマイナス14乗だったな……
などとひとつの事項からどんどん発想を広げ、何度も行ったり来たりしてるうちに、いつのまにか記憶が強化されている、というのが化学の学び方だと思います。
【化学は初めから順番にすべて覚えようとしない】