殻を破る(相手の立場に立てる人偏3)

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ビジネス・マーケティング
こんにちは、今日は3月13日です。

今回は、「第2段階の旅立ちステップから第3段階の仲間入りステップへ」どのようにすれば移行できるのかについて、「自分」「社風」「仕事」という観点から探求していきます。

 第2段階の「旅立ちステップ」:
 これまでの制約ある世界が一部になり、仲間との協調意識が育つ。
から
 第3段階の「仲間入りステップ」:
 仲間を超えたチーム・組織経験で、良くも悪くも期待を意識しだす。
へ移行してもらうには、互いによく知っている仲間との活動から未知の人材との活動の量を増加してもらう必要があります。

 学生時代であれば、アルバイトの経験が役立つでしょう。就職すれば、強制的に未知の人材との活動を要求されます。自然な流れです。

 しかし、ここで注意が必要なのは、「自分の意識」はどうなのか? ということです。つまり、未知の人材と活動をしてみたい・興味を持っているか、ということです。

 例えば、とりあえず就職する人物もいるでしょうから、会社にいるから全員が未知の人材との活動に興味を持っていると考えるのは早計だと思います。特に新卒は微妙です。

 しかし、未知の人材との活動に興味を持っていない、と言い切る人材もいないと思います。であれば、やはりその興味や意欲の高低に注意しておく必要がありそうです。

 それではその高低を判断するためにどうすればいいのでしょうか?

 私は、未知の人材との活動について、どのように考えているのかを質問すること(質問A)と、その答えはどのような経緯・背景があるのかを質問する(質問B)のがいいと考えています。

 例えば、相手が新卒であれば、
あなた「先輩と仕事をしてみてどうだい?」 ⇒ 質問Aに該当
新卒「最初は緊張しましたが、いまは何とかやっていけてるって感じです」
あなた「そう、そりゃよかった。安心したよ。何か要望とか困っていることは 
    あるかい?」
新卒「いやー、ないですね」
あなた「そう、何かあれば遠慮しないで、いつでも私の方に言ってもらって
    いいんだよ」
新卒「はい、わかりました」
あなた「いまは、なんとかやっていけてるってことだけど、今後はどういう
    ようにしていきたいのかな?」
新卒「うーん、まあ、もっとうまくできるようになっていきたい、がんばる
   のみって感じです」
あなた「がんばるのみ、いいね、はっきりしてて。・・・それで例えば・・・
    どうがんばってるのかな」   
新卒「やっぱ、遅い・・・とか、注意されないようにって感じですね」
あなた「なるほど、○○さんは、そう言われないように、どうがんばってる
    の?」
新卒「なんていうか・・・指示された後に、ノロノロ動くのではなく、キビ
   キビって感じです」
あなた「キビキビ・・・いいねえ。いいと思うよ。・・・それで、さっき、
    もっとうまくできるようになりたいって言ってたけど・・・
    どういう方向を考えてるの?」
新卒「やっぱり・・・最終的には“任せてもらえる”ようになりたいですね」
あなた「なるほど、任せてもらえるようになりたいって考えてるんだね、
    いいねえ」
新卒「はい、ありがとうございます」
あなた「うん、それで・・・任せてもらえるようになりたいって、どういう
    ことでそう思うようになったのかな?」 ⇒ 質問Bに該当
新卒「やっぱり・・・こんなこと言っていいのかわかりませんが・・・田舎の
   親も会社でうまくやってるのか心配してるもんで、安心させたくて」
あなた「なるほど・・・ご両親を安心させたいんだね。親孝行で、いいね。
    ○○さんが任せられるように、私も支援をするので、さっきも言った
    ように、遠慮しないで言ってきてね。それじゃまた話そう」

というように会話が展開されそうですが、
「先輩と仕事をしてみてどうだい?」が質問Aに該当し、
「どういうことでそう思うようになったのかな?」が質問Bに該当します。

 質問Aの言い方つまり表現方法は様々あると思いますが、あなたなりのソフトな言い方を身に着けていただければいいと思います。

 質問Bは、話を聴く側が意図していないとなかなか出てこない質問です。意図していないとおそらく、この質問の前で会話は収束していくでしょう。「すばらしい、がんばってね」って感じで。
 質問Bをしたおかげで、「両親を安心させたい」そのために「早く任せてもらえるようにがんばるんだ」というメッセージを収集することができました。

 読者の中には「嘘も含めて適当に言っているのではないか?」とネガティブに捉える方もおられるかもしれませんが、真実は関係ありません。ビジネスでは事実を基に話を進めていきましょう。一々それが真実かどうか考えていてもきりがありませんから。

 相手が言った言葉を事実として、先を考えていきます。

 質問Bの先とは「両親を安心させたい」というメッセージが、第3段階の仲間入りステップと判断できるものなのか? それとも第2段階のどこかのステップなのか? ということです。

 「両親を安心させたい」を誰かの役に立ちたい、と考えると第3の仲間入りと判断してもいいかもしれません。しかし、これが親しい仲間である「両親を安心させたい」ということであれば、まだ、第2の旅立ちだと判断もできますので、第3にアップできるような仕掛けが必要でしょうし、本格的に第2に戻すようなことがないようにしなければなりません。

 そこで、
あなた「なるほど・・・ご両親を安心させたいんだね。親孝行で、いいね」

と言った後、両親以外も安心させたいのか・役立ちたいのか、言い換えれば、両親以外の相手の立場に立つ考えはあるのか? を聴く必要がありそうです。

 例えば、
あなた「なるほど・・・ご両親を安心させたいんだね。親孝行で、
    いいね。・・・さっき、キビキビ動いていると言っていたけど・・・
    キビキビ動くことで注意の量も減ってきてると思うのだけれど、
    どうだい?」
新卒「はい、減ってきています」
あなた「そりゃ、良かった。どんな気持ち?」
新卒「うれしいことはうれしいですが・・・まだほめてもらえていない
   ので・・・ほめてもらえるように、がんばるのみ! ですね」

 この「どんな気持ち?」が、興味・意欲の高低の判断に役立つと思います。

 上記の展開であれば、「うれしい、でもまだほめてもらえていない」と発言しているので、まだ自分の満足感を中心に「仕事」をしていると考えられます。言い換えれば、仕事を通して他人に貢献するという意識よりもまだ自身に意識が向いている、とも考えられます。

 このように感情を質問することで、興味・意欲の高低の判断、経緯を質問することで興味・意欲の範囲が捉えやすくなるのではないかと、私は考えています。

 上記の展開であれば、役立つことについての興味・意欲の範囲はまだ近しい人であるので狭く、興味・意欲の高低は自分がほめてもらいたいという低さを、表していると判断してもいいのではないかと考えます。

 そして、上記の新卒は、ほめてもらいたいけれどがんばるのみ! と言って具体的な内容はごまかしています。
 したがって、「自分」としてはその気はあるが、「仕事」ではまだまだ客観的に動けておらず、主観的に動いているだけに、第2の旅立ちに本格的に戻ってしまう危険もありそうです。

 もしそうであれば、主観から客観へ導く必要があるわけで、その支援を行うべきでしょう。

 次回は、主観から客観へ導く支援について探求していきたいと思います。

 ココナラで皆さんの成長支援を行えることに感謝いたします。
 どうそよろしくお願いいたします。

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